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■第588回(平成26年7月15日)
第588回番組審議委員会を7月15日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<出席者>
審議委員……… 川上 知昭(委員長)、野沢 俊司(副委員長)、稲谷 陽一郎、今川 英子、長田守伸、川邊貴俊、佐々木希、谷水 利行、堀江広昭、森 重隆
放送事業者……… 井上社長以下19名
<議題>
(1) 副委員長互選
(2) 番組審議
<議事の概要>
(1) 副委員長互選
6月をもって退任された岩松城副委員長に替わり野沢俊司氏が新委員となり、同時に 副委員長に選出された。

(2) 番組審議
平成26年6月28日(土)午後2時00分〜2時54分、九州ブロックネットで放送した 『久光製薬カルチャー・スペシャル 海辺のカフカ〜すべては想像力の中から〜』を審議した。
この番組は村上春樹原作「海辺のカフカ」が蜷川幸雄により舞台化されたメイキング番組。
番組では舞台制作現場に密着。蜷川幸雄さんが抱く舞台への想いを中心として描いている。

委員からは
・蜷川演劇の特徴の一つに、舞台美術があるが、独創的な舞台装置をうまく取り上げてあった。
・蜷川演劇を知るには分かり易い番組だった。
・村上春樹の難解な文章の世界を立体化、視覚化した「演出家蜷川ワールド」のドキュメンタリーとして十分に通用する。
・多様性が絡み合う小説を演劇にする過程が非常に面白かった。
・字幕、音楽が効果的に使用されており、映像も見応えがあった。
・番組を見て、原作の幻想的、ファンタジックな雰囲気を舞台化するという困難さが良く伝わってきた。
・演出意図、舞台裏の工夫、役者の気持ちなど詳しい解説がなされた番組で、実際の舞台と両方見て深く興味を持てた。 との意見があった。

一方、
・蜷川演劇のどこに魅力があるのかはっきりしなかった。もう少し掘り下げて欲しい。
・原作の核となるテーマ、これが最後まで提示されなかった。
・視聴対象者が誰なのか?はっきりしなかった。
・村上春樹、蜷川幸雄2大巨匠をどう取り上げるのか、構成が難しく、話題が多すぎ却ってわからない部分もあった。
・プローモーション番組だったのだが、であれば、ちらし、テレビ、舞台、小説、のコラボレーションを、今一度、良く研究してよりよい効果を検討すべきだ。
との批評があった。

制作者側は、
・前宣伝の要素もあったが、番組として作品として きちんとしたものを作るという方針で臨んだ。
・原作を読んでいない方もいるわけで、構成で工夫をしたが、消化不足であったのは否めない。
・とにかく視聴者目線で、原作も、舞台を見ていない人にも伝わるように考えたが、制約が多い中でのある中での取材であった。



<次回開催予定> 平成26年9月16日(火)