<<<戻る
第598回(平成27年7月21日)
第598回番組審議委員会を7月21日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<出席者>
審議委員……… 相戸 晴子、稲谷 陽一郎、今川 英子、川邊 貴俊、坂口 淳一、
佐々木 希、西 秀博、野沢俊司、渡部 一也
放送事業者……… 井上社長以下18名
<議題>
(1)番組審議「勇壮!博多祇園山笠!2015」
平成27年7月15日(水)午前3時55分〜午前5時55分(生中継)放送

(2) 業務報告
<議事の概要>
博多祇園山笠のフィナーレ「追い山」の生中継。山笠をよく知らない人にも魅力が伝わるよう、
コースや行事などを分かりやすく解説。特に今年は、山笠の歴史をより深く紹介する。
江戸時代から明治時代まで、過去の写真や動画を使い、774年の山笠の歴史を実感させる。
また追い山直前の臨場感や山笠が動き始める前の緊張感、そして動き出してからの迫力を、
RKB独自のカメラに加え、 ウトラスローカメラも導入。  

委員からは
・全般的に、博多祇園山笠の魅力が十分に伝えられた番組であった。
・番組のテーマ「静から動」山笠の勇壮さ、まさにその瞬間が捉えられ、大変感動した作りになっていた。
・時代とともに変化してきた山笠を歴史と伝統を継承する中で、何を守り何を変えるか、常に問いながら今日の山笠があること。
また将来の山のあり方を思うなど、丁寧に制作されており、クライマックスの追い山の魅力、醍醐味もさることながら、山の奥深さを伝える良質の番組。
・山笠を支えている女性を一切出さずに、男の祭りを強調したところがかえってすっきりしてよかった。
・緊張感、息づかい、舁き手の凛々しい表情が臨場感を持って伝わってきた。
・カメラワークが重要な要素であり、ウルトラスローカメラの映像は躍動感や熱気が一段と迫力を持って伝わり、映像の技術の高さというのを実感した。
・壇蜜は、女性ならではの繊細な細やかな視点からの的を射たコメントで、よく勉強をしており、大変如才なく、非常に新鮮で、洗練された応対で番組を盛り上げていた。
・司会の二人は祭りということで明るくてきぱきと進行し、スムーズであった。
・毎年繰り返されるこの2時間の番組を、毎年他局と競合しつつ、どう構成するのかは、かなり難しい課題。その年の特徴をいかに出していくかということが肝心で、 その点、今回は魅力を伝える努力がみえ、5年、10年単位で見ていくと、山笠全体のことがわかる作り方だった。
・全世界にアピールし、日本で一番の祭りにして欲しい。今回の番組は臨場感と感動を与え、その片鱗が見えた。
と大変高い評価。

一方で、
・求められる雰囲気としては、軽いライトなタッチよりも、荘厳、厳かな雰囲気のほうが適している。 その点、NHKは番組の冒頭からかなり厳かな雰囲気を出していた。
・やや冗長で、長い中継による中だるみは否めない。
・廻り止めに入っての安堵感と達成感をインタビューすると、最後の締めとして良いのでは。
・番組構成において、「静」の部分について山笠を知らない方にもわかるように少し強調した方が良いのでは。
という意見、提案があった。

制作者からは
・RKBは30年以上制作している。毎年同じことを繰り返す中で、どうやって去年よりよくしていくか、どうやって他局よりいいものを作るかというのが勝負。
・構成の担当のディレクターと、技術のディレクターの熱意により、今年は他局を圧倒するような映像が可能になった。演出サイドと技術サイドが毎年新しいアイデアをどんどん出しながら、チャレンジしている。
・今年は、山笠を全く知らない人にただ単に基本知識だけではなく、もう一歩踏み込んだ知識を伝えたいという思いで制作した。
・現場の臨場感、それと山笠の知識を合間合間に挟みながら、どうやったらバランスよくできるのかを技術を含め練った。
との説明があった。

<次回開催予定> 平成27年9月15日(火)14:00〜