
昨年春の九州新幹線開業にともない福岡の商業地図も大きく塗り変わろうとしています。
阪急デパートを核としたJR博多シティの誕生によってこれまでの流通の中心天神地区が防戦を強いられているからです。
新年には岩田屋三越と博多大丸がともに手をたずさえてお正月商戦を迎え撃つなどかつてのライバル同士が百貨店の生き残りをかけて協力関係を築き始めました。
老舗・岩田屋と福岡三越が統合して1年半、その舵取り役を担う太田垣立郎社長はデフレ不況で消費低迷が続く中、構造改革を推進する一方、いかにして地方百貨店の特色を打ち出しゆくか、40年近いキャリアをもつ百貨店マンとしての手腕に期待がかかっています。
福岡市美術館で開かれている、レオナルド ダヴィンチ 美の理想の展には連日多くのダヴィンチファンが詰めかけています。今週はダヴィンチ作品の九州初お目見えともなった今回の展覧会で日本側の監修を務められた木島俊介・Bunkamura ザ・ミュージアム 館長にお話をうかがいます。
木島さんは日本でも指折りのダヴィンチ研究者のお一人ですが、人間ダヴィンチについてまさに探究心の塊のような人物だと表現します。絵画作品については十数点しか残されてませんが、レオナルドは物事をとことん突き詰めて行く人で、作品の完成そのものにあまり重きを置かなかったのでは、と推察しています。
「彼は人間そのものに関心があり、生涯人間とは何かを追求し続け、絵画にあらわそうとした。そして行き着いたのは、あらゆる地上の生き物の中で人間だけにものを作り出す能力が与えられている、クリエイティブな存在である。それこそが人間の尊厳であるということに気づいた人物だ。」と、レオナルドの人間像をかたってくれました。
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