第21回 9月20日 極楽浄土をイメージトレーニング
中央の阿弥陀さま、そして両脇には菩薩さま、
周囲の蓮の花が咲く池には、たくさんの仏様たちが描かれた仏画。
極楽浄土を描いたものです。
この仏画、実は奈良の當麻寺にある曼荼羅を模写した、いわばコピー。
原本は奈良時代に貴族の娘・中将姫が仏の力を借りて
蓮の糸で作ったとされる曼荼羅です。
では、なぜ、コピーが作られたのでしょう?
当時、極楽に往生するには極楽浄土をイメージする修行が重要だとされていました。
この仏画はそんな修行のためのイメージトレーニング用
として作られたものだったのです。
- 森實久美子(もりざね・くみこ)
- 日本の仏教絵画を専門にしています。
中国や朝鮮半島との交流を通して、日本がどのように仏教美術を作り出し変化させていったのか、
作品から解明していければと思っています。
























