新 窓をあけて九州 毎週日曜 午前10時放送

2月25日(日)の放送内容

馬よ、再び

失ってしまった「情熱」を取り戻そうと、家族や関係者の支えで、新たなスタートを切った騎手が鹿児島にいる。久木山元和さん69歳。学生時代に馬術を始め、鹿児島県を代表する選手として国民体育大会で優勝するなど活躍。指導者としても優秀な選手を育て、まさに「馬一筋」の人生を送ってきた。
一見華やかにみえるが、落馬して体重500キロの馬に押しつぶされたり、競技中に脳梗塞に襲われたりするなど、波乱万丈の乗馬人生を送ってきた久木山さん。脳梗塞の影響で左半身に麻痺が残ってからは生きる目標も失い、精神不安定な状態が続くなか、妻の智子さんが「もう一度馬に乗れば、元気を取り戻せるのでは?」と考え、2017年に久木山さんを12年ぶりに馬に乗せた。
これをきっかけに、久木山さんは、2020年の東京パラリンピックにつながる障害者馬術の国際大会出場を目指すことにし、練習に励みだした。これまでは、意識もせずに出来たことが「出来ない」ところからスタートし、指導する立場から指導される立場へ…心の葛藤と大きな壁を、あの頃と同じ「情熱」で乗り越えようとしている久木山さんの姿を追った。
(製作:MBC南日本放送 / 松木圭介・山下浩一郎)

2月18日(日)の放送内容

あふれ出る・・・現代美術家 今田淳子の挑戦

熊本市現代美術館に6つの花―肥後六花(肥後椿 肥後菊 肥後朝顔 肥後山茶花 肥後芍薬)をモチーフにしたあでやかなアート作品が並んでいる。制作したのは、熊本市在住の現代美術家 今田淳子さん(46)。熊本地震の直後から制作を始めたこともあり、「県民を元気付けたい」という思いが強く現れている。
今田さんは、熊本大学在学中に熊本県美術協会展の大賞を受賞。26歳でイタリアに渡った。その際、イタリア人から言われた「日本人は模倣するだけ」という言葉から、「自分は何をしたいのか」を見つめ直し、改めて「好きなことしかしない」と決めた。
ミラノで結婚、出産、離婚を経験。2010年熊本に戻り、さらに精力的に活動を続けている。
現在取り組んでいるのは、まもなく福岡市で開催される個展に向けた作品制作。肥後六花シリーズの美しいイメージとは一転、モチーフは「赤ちゃんが見る母親の体内」。アトリエにはおびただしい赤色の紙、創作のアイディア、そして、自由に作れることの喜びがあふれ出る。一体どんな作品が完成するのか・・・。
(製作:RKK熊本放送 / 清水葉子)