ムーブ-MOVE-

JNN九州沖縄ドキュメント ムーブ年間作品コンクール主催 JNN九州沖縄7放送局・西南学院大学

大賞に
「島から甲子園」
南日本放送(MBC)

※本作品は、1月4日に各局にてそれぞれ放送されます。

>>各賞の受賞作品はこちら<<

日時・場所

スペシャルゲスト

元ちとせ
元 ちとせ(歌手)
1979年、鹿児島県奄美大島生まれ。日本を代表する女性シンガーの一人。
高校3年で奄美民謡大賞。メジャーデビューにかけて、MBCが『電撃黒潮隊』でドキュメンタリー番組化。1stアルバムで日本レコード大賞ベストアルバム賞。シングル「語り継ぐこと」は、電撃の後身番組『ムーブ』のテーマ曲に。
デビュー10周年の2012年、初のベストアルバム「語り継ぐこと」をリリース。『ムーブ』のテーマ曲も新音源を採用し一新した。

番組オープニング
元 ちとせさん「語り継ぐこと」

コンクール概要

「ムーブ」は、TBS系のネットワーク「JNN」加盟の九州・沖縄7放送局で毎週放送している30分ドキュメンタリー番組です。2002年のスタート以来、放送回数は617回(11月末)。前身の「電撃黒潮隊」は10年間で508回放送しており、累計すると1125回に達しています。地方局がブロックネットするドキュメンタリーは、全国でも例がありません。
年間作品コンクールは、昨年10月~今年9月に放送された50本のうち、JNN九州沖縄7局が制作した39本が審査対象です。各局プロデューサーによる2回の審査を経て、すでに入選6作品が決定しています。
12月13日(土)の最終審査会では、この6作から大賞・優秀賞を決定します。特別審査員はステージ上に並び、番組制作者や視聴者の前で討議する、全国でも珍しい「公開審査」方式で議論を進めます。 また、西南学院大生が若い視点で選んだ「学生審査員特別賞」、番組テーマ曲を歌う歌手・元ちとせさんが選ぶ「元ちとせ賞」も、当日発表されます。

年間作品コンクール入賞6作品 事前上映

会場:場所 西南学院大学 2号館3階 304教室
※どなたでも鑑賞いただけます。ただし、上映中は入退場できません。

放送日 通算 サブタイトル 制作局 ディレクター
10月27日 563回 最期まであなたらしく OBS 井口 尚子
11月10日 565回 愛しき命 ~訪問看護の現場から~ MBC 山下 浩一郎
3月2日 580回 ゆりかご ~赤ちゃんポストの6年 救われた命の行方~ RKK 佐々木 慎介
6月29日 596回 ムッシュの武者修行 NBC 古川 恵子
7月6日 597回 島から甲子園 MBC 北原 由美
8月24日 604回 うたは死なず ~かっちゃんとBEGIN~ RBC 大盛 伸二
午前9時~
・最期まであなたらしく(OBS)
・愛しき命 ~訪問看護の現場から~(MBC)
午前10時~
・ゆりかご ~赤ちゃんポストの6年 救われた命の行方~(RKK)
・ムッシュの武者修行(NBC)
午前11時~
・島から甲子園(MBC)
・うたは死なず ~かっちゃんとBEGIN~(RBC)

プログラム(時間割)

午後0時半 受付開始

午後1時 コンクール開始

年間大賞候補6作品のダイジェスト(5分)上映
特別審査員による公開審査。
特別審査員・各局プロデューサーの投票で、優秀賞以上の3作品を選出。

元ちとせミニライブ(30分程度)
番組テーマ曲「語り継ぐこと」ほか

特別審査員による3作品の公開審査で、大賞1作、優秀賞2作を決定

表彰
年間大賞、優秀賞(2作品)、入選(3作品)
西南学院学生審査員特別賞・元ちとせ賞

大賞作品の上映

特別審査員

市村 元
市村 元(関西大学客員教授、「地方の時代」映像祭プロデューサー)
1942年、兵庫県神戸市生まれ。
1965年TBS入社。パリ支局長、解説室長を歴任し、「報道特集」では番組立ち上げから関わり、「筑紫哲也ニュース23」でもプロデューサーを務める。2002年にテレビユー福島に転籍し常務取締役を務め、2009年から現職。
原一男
原 一男(映画監督)
1945年、山口県生まれ。
「神軍平等兵」を名乗る奥崎兼三を追ったドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』(1987年)で、ベルリン国際映画祭カリガリ映画賞、パリ国際ドキュメンタリー映画際グランプリを受賞。ほかに『極私的エロス 恋歌1974』『全身小説家』などを制作。
元村有希子
元村有希子(毎日新聞デジタル報道センター編集委員)
1966年、福岡県生まれ。
九大教育学部卒で科学とは縁がなかったが、理科系の報酬、暮らしなどを浮き彫りにした連載「理系白書」でキャップを務め、第1回科学ジャーナリスト大賞を受賞。BS11「ウィークリーニュースONZE」キャスター、RKB「今日感テレビ」やTBS「Nスタ」でコメンテーターを務める。

入賞6作品の紹介

第597回 島から甲子園
【大賞】&【西南学院大学・学生審査員特別賞】
第597回 島から甲子園
  • 北原 由美
    • 南日本放送(MBC)
      ディレクター 北原 由美
    • 放送日:2014年7月6日

今年の春の選抜高校野球大会。優勝校の龍谷大平安に初戦で敗れたものの中盤まで互角 に闘い、印象付けた学校がある。21世紀枠で選出された鹿児島県奄美大島の大島高校だ。プレーを後押ししたのはスタンドの大応援団。全校応援と一般の人たちとの一体感や対 戦校を手拍子で讃えるなど感動を与える温かい応援は、応援団賞最優秀を受賞した。奄美の野球熱が高まったのは戦後に遡る。アメリカの統治下にあった8年間は、米軍兵 と野球を通じて交流を重ねたという。しかし、硬式はお金がかかるため、長い間、主流 は軟式だった。硬式に移行したのは昭和47年。当時の部員たちが校長に直談判。部員た ち自らがツルハシを持ち、山の下の荒れたグラウンドを整地することから、大高の硬式 野球部は始まった。
現在の野球部は全員島育ちの島っ子だ。本土の強豪校からの誘いを断り、島に残った生 徒も多い。生徒たちが作った合言葉は、「島から甲子園」。用具入れのコンテナやグロー ブにその言葉を刻んで、練習に励んできた。
「応援日本一」は、様々な人たちの思いが繋がった先にあった。選手や、在校生、OB、 島出身者ら、それぞれの「島から甲子園」を描く。

第580回 ゆりかご ~赤ちゃんポストの6年 救われた命の行方~
【優秀賞】
第580回 ゆりかご ~赤ちゃんポストの6年 救われた命の行方~
  • 佐々木 慎介
    • 熊本放送(RKK)
      ディレクター 佐々木 慎介
    • 放送日:2014年3月2日

熊本市にある慈恵病院では2007年から国内で唯一、赤ちゃんを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」いわゆる赤ちゃんポストが運営されている。安易な子捨てを助長するという根強い反対意見が残る中、この6年間で92人の赤ちゃんたちが預けられた。今回、実際に「ゆりかご」へ預けた女性、「ゆりかご」に預けられた子と養子縁組をして育てる女性、予期せぬ妊娠をした少女から赤ちゃんが養親へと引き継がれた瞬間、それらに密着取材した。
預けた女性は「ゆりかごがなければ遺棄などして犯罪者になっていたかも知れない」と、誰にも相談できずに一人で出産し、ゆりかごに預けるまでの一部始終を語った。一方、預けられた赤ちゃん達の中には、新たな親のもとで生活を始めた子もいる。育親は「生母に感謝したい」と話す。慈恵病院は、予期せぬ妊娠をして育てられないと追い詰められた女性と、新たな家族との縁結びの手伝いをしている。生まれた子は生母に抱かれることなく、養親のもとへ託される。そこには、養親への愛着が強まるような願いがある。
赤ちゃんの視点での「幸せ」とは何か?ゆりかごを通して見えてくるものとは何か?この6年間で救われた命の行方を追った。

第604回 うたは死なず ~かっちゃんとBEGIN~
【優秀賞】
第604回 うたは死なず ~かっちゃんとBEGIN~
  • 大盛 伸二
    • 琉球放送(RBC)
      ディレクター 大盛 伸二
    • 放送日:2014年8月24日

石垣島出身のバンド、ビギンのボーカル比嘉栄昇(45)が「かっちゃん」と呼ばれ愛されているオキナワンロックのレジェンド、川満勝弘(70)のソロアルバムをプロデュースした。かっちゃんは1960年代にアメリカ軍嘉手納基地に隣接するコザ市(当時)でロックバンドを結成。奇抜なステージングでベトナムの戦場帰りのアメリカ兵から絶大の人気を博した。その後、バンドは解散、かっちゃんはライブハウスを経営しながら音楽活動を続け、2年前ライブハウスを閉店した。音楽活動にひとまずピリオドを打ったが、夏のロックフェスティバルなどでステージに立つ現役のロックンローラーだ。
比嘉栄昇は石垣島で高校生の時、バンドを結成した。その頃からかっちゃんの大ファンで、プロデビュー後も沖縄市のかっちゃんのライブハウスに通い続けていた。かっちゃんは今年、70才を迎えた。50年間、観客が喜ぶことは何でもやった。そんなかっちゃんに栄昇がアルバム制作を提案。かっちゃんがかっちゃん自身のために歌う歌を作品として残したいと考えたのだ。歌う曲はハードロックではなくR&Bのスタンダードに決まった。1年間に及んだかっちゃんとビギンの手作りのレコーディングをカメラが追った。

第563回 最期まであなたらしく
【特別賞】&【元ちとせ賞】
第563回 最期まであなたらしく
  • 井口 尚子
    • 大分放送(OBS)
      ディレクター 井口 尚子
    • 放送日:2013年10月27日

大分市の山岡憲夫医師(60)は在宅医療の専門医として、末期がん患者や寝たきりの患者を往診しています。4年前に開業した「やまおか在宅クリニック」の患者は日に日に増え、現在は医師1人で140人の患者を担当、在宅での看取りも年間140人を超えるようになっています。
山岡医師は、もともとは外科医です。20年以上にわたり、1000人もの肺がん患者らを手術してきましたが、10年前にメスを捨て緩和ケア医になりました。外科医のころは、手術により「患者を治す」ことが使命だと感じていたそうですが、ある頃から手術をしても治らない人の最期が気になるようになりました。そして、残された時間をその人らしく過ごせる手伝いをしようと緩和ケアの道に進みました。
山岡医師は、外科医の頃は「ありがとうございました」と言われることはあっても「幸せです」と言われることはなかったといいます。しかし、緩和ケア医になってからは、患者や家族から「幸せ」という言葉をよく聞くようになりました。死を間近に意識した人たちが「幸せ」と感じるのはなぜなのでしょうか。取材を通じて「幸せな死」「幸せな最期」について考えます。

第565回 愛しき命 ~訪問看護の現場から~
【特別賞】
第565回 愛しき命 ~訪問看護の現場から~
  • 山下 浩一郎
    • 南日本放送(MBC)
      ディレクター 山下 浩一郎
    • 放送日:2013年11月10日

難病や障害の子どもたちを在宅で世話する、訪問看護。鹿児島市に住む看護師の渡邉理恵さん(47歳)は、看護チームのリーダー。渡邉さんが看護する、はるちゃんは、生まれても9割が1歳未満でなくなる難病「18トリソミー」。しかし家族の愛情と看護が続けられ、いま3歳になった。今年、初めて運動会にも参加した。
子どもへの訪問看護の重要性が認められる中、渡邉さんは一組の親子に出会う。田中健人くん(仮名、8歳)と母親のゆかりさん(仮名、46歳)。健人くんは脳性まひで、自分の力で動くことはできない。父親はおらず、介護は母親のゆかりさんが担ってきた。しかし、ゆかりさんは今年5月、かかりつけの病院で、医師から「余命半年」と告げられた。乳がんが転移していたのだった。「彼女が背負っているものを軽くして、安心して旅立たせたい・・・」と、渡邉さんは言う。
看護チームに、新たに小児科の医師を迎え、母と子を見つめる渡邉さんたちの看護が始まった。

第596回 ムッシュの武者修行
【特別賞】
第596回 ムッシュの武者修行
  • 古川 恵子
    • 長崎放送(NBC)
      ディレクター 古川 恵子
    • 放送日:2014年6月29日

「ムッシュ」と呼ばれる男、料理人・上柿元勝(かみかきもと・まさる)さん、63歳。24歳でフランスに渡り、フランス料理界の巨匠、故アラン・シャペル氏らの元で修業、7年後、日本初の三ツ星レストランとしてオープンした神戸の「アラン・シャペル」初代総料理長に指名されて帰国した。日本フランス料理界のトップシェフの一人である。 そのムッシュが、「和食」の基本を学ぶために京都の老舗料亭「瓢亭」と「菊乃井」の門を叩いた。40年以上、フランス料理の道を歩いてきた料理人が、なぜ、今、「和食」なのか?
フランスをはじめ世界中で、今「和食」が注目されている。去年はユネスコの無形文化遺産にも登録された。登録されたその年、フランス料理の腕を磨く為にフランスに渡った上柿元さんは、フランスの料理人たちに「出汁の取り方を教えてくれ」と頼まれた。困った。全く知らないわけではないが、これが正しいのか自信がなかった。だから京都行きを決めた。
フランス料理人、上柿元勝さんの京都和食修行を追った。