又吉直樹 神の島を行く~宗像大社と出光佐三~12月13日(日)午後3時30分 又吉直樹 神の島を行く~宗像大社と出光佐三~12月13日(日)午後3時30分

福岡県宗像市と福津市にまたがる「神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群」が2017年の世界文化遺産登録を目指す国内候補に決まった。
福岡県沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市の辺津宮の三社は、総称「宗像大社」として知られ、天照大神の三柱の御子神・宗像三女神を祭っている。

中でも沖ノ島は、別名「不言島(おいわずのしま)」と呼ばれ、一般の人の立ち入りが制限されており、「島で見聞きしたことは話してはならない」。
「一木一草たりとも持ち出してはならない」。と、多くの謎を秘めたスポットとして注目を集めている。

周囲4キロほどの島からは、古代の祭祀に使われた数多くの品々が出土し、そのうちの8万点あまりが国宝に指定され「海の正倉院」とも呼ばれる。

そして、沖ノ島を中心とした玄界灘には、かつて大陸との盛んな交流を物語る多数の史跡が遺されている。直木賞作家の西加奈子が沖津宮の妹神を祀る筑前大島を訪れ、玄界灘に雄飛した古代の海人族をしのび、その故地を歩く。 訪れる人がいない絶海の孤島と、その周辺に息づく祈りの文化。
今なお守り継がれる信仰と悠久の歴史の世界へ旅に出る。

出光興産の創業者、出光佐三の人間形成に
大きな影響を与えた宗像大社の存在があった


また番組では、宗像大社を生涯にわたって崇敬した人物、出光興産の創業者、出光佐三についても放送します。

宗像大社に近い福岡県宗像郡赤間村に生まれた出光佐三は、日本の石油産業の発展に一生を捧げた人物で、1953年の「日章丸事件」は、 世界の石油メジャーに屈しない日本の強さを象徴する快挙として長く語り継がれている。

「日本人の暮らしは時代とともに変遷してきたが、その中に神道を基軸とした“和”を尊ぶ日本的な概念がある。キリスト教やイスラム教など自分たちの神以外は認めない一神教とは異なり、“八百万の神”を崇める日本人には寛容さがある。これは日本人が持つ誇るべき特性である」と佐三は確信する。 その背景には、自らの人間形成に大きな影響を与えた宗像大社の存在があった。


出光興産の創業者
出光佐三

番組では、宗像大社と出光佐三の深い繋がりを紹介すると共に、日本の復興を強く後押しした彼の人生にも焦点をあて、イランの取材も行った。

中東の大国・イランは人口約7700万人で、トルコやエジプトに並ぶ巨大な市場をもち、中東の政治や経済、 軍事に強い影響力を持っている。

また、中東石油の歴史の中で最も古い国でもあり、天然ガスの推定埋蔵量が世界1位、石油は4位という豊富な資源を見込んで、世界中の 国々がその動向に注目している。番組では、出光佐三と関係が深く、実は親日家が多い現在のイランの姿や、日本が輸入する原油の8割が通過するイラン・ホルムズ海峡等も紹介する。

沖ノ島の出土品の中には、古代ペルシャのガラス片もある。 日本と大陸との交流の道だった沖ノ島には、日本の成り立ちを示す重要な手がかりが隠されているのではないだろうか?


ジャーメ・モスク(ヤズド)


ホルムズ海峡
番組をご覧になった感想をお待ちしています