RKB報道部記者、今林隆史 ローカル民放局初の南極観測隊に同行決定!

日本の南極観測が始まって60年の節目の年に、RKB報道部記者・今林隆史が、南極観測隊に4か月間同行取材することになり、2016年11月27日・成田空港から出発した。
観測隊はこの後、西オーストラリアのフリーマントル港から「しらせ」に乗船し南極を目指す。
今林記者は2016年11月末から2017年3月末までの「夏隊」に同行。テレビ・ラジオ番組の他、自社ホームページなど様々なメディアから、南極の「今」を伝える。南極では、ペンギン調査やドローンを使った大気環境の調査(予定)などを取材。
厳寒に加え、年に一度しか物資の補給が出来ないという特殊な環境の中、各分野のスペシャリストが携わっている南極観測。映画でも話題となった「南極料理人」など、一般には知られていないプロフェッショナルの仕事も紹介していく予定だ。

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南極の年末年始

今林隆史(RKB報道部)

新年あけましておめでとうございます。南極・昭和基地の年末年始は、1万4000キロ離れた日本を感じさせるものでした。大晦日には雑煮用の「餅つき」。
大晦日には雑煮用の「餅つき」
ガスボンベで手作りした「除夜の鐘」。
「年越しそば」と南極料理人が腕をふるった「おせち料理」
「年越しそば」と南極料理人が腕をふるった「おせち料理」。太陽が24時間沈まないため「初日の出」は拝めず、テレビの正月番組を見ることもできません。しかし、昭和基地には日本らしい年末年始の光景がありました。
何時になっても外が明るい夏の南極。暗くならないために、時間を忘れて働きすぎたり、眠れなくなったりする隊員もいます。逆に冬は、一日中太陽が昇らない極夜となります。どちらにしても生活のリズムを整えるのが大変です。このため、正月だけでなく冬至や節句などが南極では大切にされています。日本では季節行事がおろそかになりがちですが、ここ南極では楽しむだけではなく、時の移り変わりを感じる大きな役割がありそうです。

南極・昭和基地に到着しました。

今林隆史(RKB報道部)

およそ3週間の船旅を経て、日本から1万4000キロ離れた南極・昭和基地に到着しました。

360度広がる氷の海。沈まぬ太陽。そこで暮らす動物たち…。航海中に見た南極の海には、まさに絶景が広がっていました。この海は多くの生命を育んでいて、クジラやアザラシ、ペンギンが次々と現れました。特に南極観測船「しらせ」の近くまでやって来たアデリーペンギンの群れには、観測隊員も撮影熱が上がっていました。


これから、ドローンを使った大気環境の調査、ペンギンにカメラを付ける生態調査、湖底の生態系を探る潜水調査など、多様な調査が計画されています。
60周年という節目を迎えた南極観測から、どのような過去と現在、未来が見えるのか?取材していきます。

南極大陸沿いの氷海を西に航行中

南極日記スタッフ

今林記者から
「12月18日現在、南極大陸沿いの氷海を西に航行中です。
本日、ヘリコプターに乗り、氷の状況を視察してきました。
昭和基地には22日または23日に到着する予定です」と報告が来ました。
昭和基地ではネット環境も整っているので、もっと詳しい南極の話題をお知らせすることが出来そうです。
ももピッ!隊員の様子は、アニメで随時アップしていきますのでそちらもあわせてお楽しみ下さい。

南極観測船「しらせ」順調に南下中

今林隆史(RKB報道部)

現在、南極観測船「しらせ」は順調に南下中で、南緯40度を超えました。
「吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度」と呼ばれる風が強い暴風圏に突入しています。
かなり揺れていますが、今のところ船酔いにはなっていません。
観測の取材などを進めています。

南極観測隊「しらせ」乗船

今林隆史(RKB報道部)

日本を出発した南極観測隊は、西オーストラリアの港町・ フリーマントルに向かいました。ここで、先に到着していた南極観測船「しらせ」に乗り込みました。
ここフリーマントルが物資を補給できる最後の場所です。
隊員総出で生鮮食品や卵などを積み込み作業を行いました。


南半球にあるフリーマントルはこれから夏本番です。


強い日差しの下、薄着の人が行きかう中でのクリスマスセール。


出港後、4か月の間は補給がない状態で南極観測の任務にあたります。

こんにちは。ももピッ!隊員です。

ももピっ!隊員

11月27日(日)、第58次南極観測隊は成田を出発しオーストラリアに向かいました。

今林記者は出発の間際まで、小型カメラでみんなの様子を撮影していました。
忙しいのに、とてもマメです。
ももピッ!も、今林記者とおそろいの防寒服でキメて、立派な隊員風でしょ?


この後、西オーストラリアのフリーマントル港から観測船「しらせ」で南極に向かいます。この船は砕氷艦、つまり氷の中をバリバリと進むそうです。 南極海は非常に荒れる海で船酔いもハンパない、とのこと。酔い止めを忘れないように飲まないと…

これからも道中の様子や、南極での出来事をアップしていきますね

ももぴアニメ動画

今林記者 プロフィール
2001年4月RKB毎日放送に入社。現在は報道部記者。
九州大学・同大学院にて「地球惑星科学」を学び、ニュース取材に加えて防災・環境・考古学などのドキュメンタリー番組の制作にも携わっていて、TBS系列の「報道特集」や「夢の扉+」でも放送されている。
気象予報士と潜水士、防災士の資格を有する

2009年「黒い樹氷~自然からの警告~」科学技術映像祭 内閣総理大臣賞
2012年「風を集めて“レンズ風車”未来への挑戦」同映像祭 文部科学大臣賞
2013年「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」同映像祭 文部科学大臣賞

今林記者のひとこと

ハレー彗星の接近が話題となった30年前の1986年、博多港に南極観測船「しらせ」が寄港。
見学に行ったことが大学で地球惑星科学を専攻することにつながりました。報道部での事件・行政・経済の取材に加え、一貫してライフワークとしてきたのが「地球環境」についての取材です。
地球温暖化の影響が徐々に現れる中、最新の南極観測から見えてくるものとは?
南極のこれまでの調査で判明した姿と、南極の「今」を取材することで、地球の未来に迫りたいと思います。