5月1日放送(RBCは5月6日)
漁師の強力助っ人!海の天気図
宮崎県水産試験場の渡慶次(とけし) 力(つとむ)主任技師(38)は、操業中の漁船が集めた水温や潮流、波の状態などの海況情報を漁業者に無料で提供する日本初の全自動システム「海の天気図」を開発した。
これまでは、人工衛星による海水温情報や月に一度、県が調査船を出して海況を調べる方法が主流だったが、速報性に欠ける上、曇りや雨の日は機能しないなど様々な問題を抱えていた。特に日向灘は黒潮の影響で刻一刻と潮の流れ等が変化する海域。開発の裏には渡慶次さんの「何とかして漁業者に役立つ情報を出したい」との思いがあった。
海の天気図では、データ収集を依頼した漁船から情報をリアルタイムで収集。水産試験場で自動解析して、インターネットで毎日県内の漁師へ無料で提供している。
データを収集する漁船はたったの8隻!必要最小限の経費で日向灘の海況情報を網羅できる方法を編み出したのだ。 これによって、魚群発見の精度が高まり不要な出漁も減少した。その恩恵で県内の中型まき網漁は年間2億円の経済効果があった。漁業効率化の切り札として全国から注目されている。
渡慶次さんはさらに精度の高い海況情報の提供を目指し奮闘中。将来的には現況を伝える「海の天気図」を越え、予測も可能な「海の天気予報」を目指している!

<取材先データ>
会社名:宮崎県水産試験場
担当者:資源部 渡慶次 力(とけし つとむ)主任技師
住所:宮崎県宮崎市青島6丁目16-3
電話番号:0985-65-1511(代表)
HP:http://www.mz-suishi.jp/