8月6日放送(RBCは8月14日放送)
ピアノ表現力革命

藤井さんは、よく喋る人だ。グランフィールの存在を知り、番組で取り上げさせてほしいとあいさつに伺ったとき、30分位で終わるつもりが結局2時間近くショールームに居座ってしまった。照れくさいのかプライベートのことはあまり話してくれないが、ピアノ、特にグランフィールの話になるともう止まらない。それくらい、グランフィール技術に自信を持っていらっしゃるのだろう。
 番組では、主に「連打性能」からグランフィール機能の特長を描いたが、鍵盤の重さや、弾いたときの音質もグランドピアノと変わらなくなる。その違いは、ピアノに関しては素人の私でもわかるくらい。このレベルに達するまでに、何度も試行錯誤したことだろう。実際、番組にも登場いただいた名取孝浩さんと一緒に工房に入り、寝食を忘れて改良に取り組んだこともあるという。
 既存のアップライトピアノに取り付ける「グランフィール機能」は、国際特許も取得しひとつの到達点に達している。一方、レディメイドの「グランフィールピアノ」はまだまだ発展途上だ。ハンマーひとうひとつに小さなバネが取り付けられているのはもちろんのこと、ハンマーの形を流線型にしたり、ペダルの機能もグランドピアノと同じにしたりと、藤井さんの考える様々な工夫がぎゅっと詰め込まれている。
 グランドピアノの音に追いつき、いずれは追い越したいという藤井さん。いつの日か「数百万円するグランドピアノより良い音を出せるピアノ」について、とどまることなく喋る藤井さんに会えることを楽しみにしている。


担当:MBC南日本放送 永野志郎