この季節にこの料理「肉おサツ」
今回の料理はサツマイモの美味しい季節にピッタリ、「肉じゃが」ならぬ「肉おサツ」。少し洋風のエッセンスも加えたアイデアメニューだ。ニンジンと玉ねぎ、牛肉を炒めるところまでは肉じゃがと同様。メインのサツマイモはカラリと揚げて甘みとコクを出し、後入れするのがポイントだ。特徴的なのはトマトの酸味をプラスすること。さらに長ネギとの「Wネギ」使いで風味、留めのハーブで香り良くさっぱり仕上げる。牛肉はさっと湯通ししてから炒めるとアクが出ず雑味ないスープに仕上がるのでお薦めだ。味付けは塩のみ、なのに何とも深い。たっぷりの日本酒が素材の味を1つにまとめあげ野菜の甘みや旨みがたっぷり!ポトフのような味わいにサツマイモが絶妙にマッチし、食感も表面カラッと中しっとりが絶妙だ。おやつのイメージが強いサツマイモが存在感たっぷりのおかずに大変身。レパートリーに加えて欲しいお薦めの逸品、ぜひお試しを!
1. 人参は一口大の乱切りに切る。玉ねぎはくし切りに。長ネギは斜め薄切りに。トマトはくし切りに。
2. 牛肉はさっと湯通しをし、ザルにあげる。
3. サツマイモ皮をむかずに1〜2㎝幅の棒状に切り、170℃でカラリと揚げて油をきる。
4. 鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎ、人参を加えて炒め合わせる。湯通しした牛肉、ローリエ、酒を加えて
アルコールをとばし、塩小さじ1/2を加える。
具材が浸かるくらいの水を加えてひと煮したら、アクがあれば引いて落し蓋をして弱めの中火で
10分ほど煮る。
5. 落し蓋をとって、トマト、揚げたサツマイモ、長ネギを加えて蓋をし、弱火で3分ほど蒸し煮にする。
6. 味見をし、塩で味をととのえ器に盛って、刻んだイタリアンパセリとでディルをたっぷり散らし
仕上げに黒コショウをかける