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櫻井 浩二のコラム

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プロフィール紹介

プロフィール

名前

櫻井 浩二

誕生日

7月19日 かに座

出身地

静岡県浜松市

血液型

O型

自己分析グラフ

趣味・特技

ゴルフ、釣り

好きな○○

好きなアーティスト:
槇原敬之
私が聴く音楽はこれだけといっても過言ではありません。
季節・時間・天気、その日の気分によって聴きたい曲は変わりますが「LOVE LETTER」と 「ANSWER」はおススメですよ。

ちょっと一言

月~金は朝4時起きで『櫻井浩二インサイト』、週末はスポーツ実況。
ジャンルは違えど、目指すは「思わず身を乗り出してしまう面白い放送」です。
二天一流のマイクは、どこかでつながっている?!

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ロンドン五輪5千m代表は「陸上がキライ」(2012/6/25)

4年に一度のスポーツのビッグイベント「オリンピック」は、全ての競技者にとって「夢」であり「憧れ」の舞台・・・

と私は信じて疑いませんでした。

しかし、世の中には、このような当たり前の考えがあてはまらない人がいるものです。

6月10日に行なわれた陸上の日本選手権女子5千mで見事優勝し、ロンドンオリンピック代表になった新谷仁美選手が、まさにそれ。

「私、陸上キライなんです。陸上競技はあくまでも仕事ですから。」

という事を、普段の会話で平気に口にしてしまうフランクな所が、彼女の魅力です。

じゃあ、ロンドンの代表になったことはどう捉えているんでしょう?

「すごく嬉しいですけど、夢を実現したという感覚とは全く違いますね。ランナーとしての任務を遂行した感じですかねぇ。サラリーマンの方で言えば、大きなプロジェクトを達成させて、『ヤッター、終わった』というのが、今の率直な感想です。」

凄いことをやってのけたのに、本人の中でそんな感覚はないみたいです。

 

新谷さんが、以前からこんな感じだったのかというと、そうではありません。

岡山・興譲館高校時代は、全国高校駅伝の1区で3年連続区間賞を取りました。

各校のエースが集まる1区で3年連続区間賞を取った日本人は、新谷さんだけです。

 「高橋尚子2世」と呼ばれ将来を嘱望される中、名将・小出義男さんの門を叩きましたが、思うように成績を伸ばせず、レース後よく涙を流していました。

「あの時は真面目に考えすぎて、自分を追い込んでしまっていたんでしょうね」と振り返ります。

そして、とうとうその辛さに耐えられなくなり、チームに無断で実家の岡山に帰ってしまうのです。

実家で友達とカラオケに行ったり、映画のDVDを見たり、自由な毎日を過ごした結果、体重が10キロも増えたそうです。

そこで、「これじゃマズイ」と考えるようになってまたチームに戻りましたが、もうその時には「陸上がキライ」と思っていたといいます。

ただこれで気持ちが吹っ切れたんでしょう。

復帰してからの彼女は、好記録を連発してきました。

そしてつかんだJAPANのユニフォーム。

一度は競技を離れた。陸上が嫌い。マラソンのような長い距離を走るのはキツイからイヤだ。長い時間、練習はしない。そんな新谷さんが、なぜオリンピックの代表に選ばれるほど強いんでしょう?

私は彼女にだまされているんじゃないか?とよく聞きますが、「私は本当のことしか言ってないですよ。」という答えしか返ってきません。

恐らく、真面目に取り組んで自分を追い込むより、楽な気持ちで走った方がより力が出せるということを、自分で感じているんでしょうね。

練習も長い時間かけてやるのではなく、より負荷のかかる練習を、短い時間で集中してやっているようですし。

 

そんな彼女は走る時の見た目にもこだわって、ピアスやネイルもばっちり決めてレースに出ます。

「陸上をしている時も、そうでない時も、かっこいい女性でいたいんです。長距離を走ることはきつく、苦しいことと思われがちだけど、そうばっかりでもないことを伝えたい。私を見て、陸上をやってみたいという人を増えたら嬉しいです。」と笑顔を見せます。

 

オリンピックの5千mはアフリカ勢の独擅場ですから、メダルはおろか、8位入賞すら難しい競技ですが、プレッシャーをあまり感じないはずの?新谷さんなら何かをやってくれるんじゃないかと期待をしちゃいます。

今から8月が楽しみです。