PageTopButton

命のバトンリレー~2匹の災害救助犬~

ビジネス

大分県国東市の坂本隆之さん(38)。坂本さんはNPO法人九州救助犬協会の指導士です。10年前、愛犬家が集うイベントで救助犬の存在を知り指導士の道へ。引退前のベテラン救助犬で経験を積んだ後、コンビを組んだのがチェイサーでした。坂本さんとチェイサーはこれまで九州北部豪雨の災害現場等で活動してきました。昨年チェイサーが8才になるのを機に、坂本さんは後継犬を導入しチェイサーと一緒に訓練させたいと考えました。しかし災害救助犬の活動はすべてボランティア。金銭的な面からも活動を継続するかどうか迷っていました。その矢先、熊本地震が発生。坂本さんはチェイサーと益城町で災害救助活動にあたりました。被災地での活動を通して坂本さんは災害救助犬の活動を続けることを固く決意。後継犬クヴィックをクラウドファンディングで迎え入れました。しかしチェイサーとクヴィック合同の訓練が始まった2日後、チェイサーは急な病に倒れ、数日後に息をひきとったのです。悲しみに暮れる坂本さんでしたが、後継犬導入を支援してくれた人たちのためにもクヴィックとのコンビで災害救助犬の認定審査会に合格することを目指すのでした。

(制作:OBS大分放送 / ディレクター:藤澤 真由美)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「いつでも、どこでも、安心を手のひらに。」