SDGs 古着からバイオジェット燃料・・・国内で初フライト
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シリーズ「SDGs」、今回は「気象変動に具体的な対策を」がテーマです。古着を原料とした国産のバイオジェット燃料を使った航空機が、4日福岡空港に到着しました。日本初の取り組みです。
<VTR>
4日午後3時ごろ羽田空港から福岡空港に到着した日本航空の319便。国産のバイオジェット燃料を使って飛行した、国内初の定期便です。
記者リポート「この飛行機に使われたのは、もう着なくなったシャツなどの古着から作られた燃料なんです。」
バイオジェット燃料とは、生物由来の資源を原料とする航空燃料のことです。
日本航空は2018年に、「あなたの服で飛行機を飛ばそう」というプロジェクトを立ち上げ、全国から不要になった古着約25万着を回収。日本環境設計など複数の国内企業の協力のもと、古着の「綿」から作るバイオジェット燃料の製造に取り組んできました。
インタビュー
日本航空は、古着を再利用したバイオジェット燃料での運航については「今のところ予定はない」としていますが、今回の知見を生かして「2050年までに、CO2排出量の実質ゼロを目指したい」と話しています。
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