SDGs 柳川市が導入「燃やすしかないごみ」袋

<リード>

シリーズ「SDGs」、今回は「住み続けられるまちづくりを」です。

福岡県柳川市が今月から新たに導入した燃えるごみ用の指定ごみ袋には、「燃やすしかないごみ」と書かれています。

その狙いを取材しました。

<VTR>

福岡県柳川市が、市民にごみの分別を促そうと行ったのは・・・、指定ごみ袋のリニューアルです。

インタビュー

「これは燃やすしかない」というところまで分別してもらおうと、可燃ごみの袋の名前は「燃やすごみ」から「燃やすしかないごみ」に変更しました。

「わかりやすい名前だ」と小泉環境大臣も注目し、去年12月には金子市長とごみの減量をテーマに、意見交換も行われました。

さらに今回のリニューアルでは、価格も見直されています。

記者リポート

「こちら新たに導入されたごみ袋です。可燃ごみ袋は、これまでの20円から40円と倍になった一方で、資源ごみは半額に値下げされました」

柳川市によりますと、現在市内で集められる可燃ごみには、紙や布といった本来なら資源ごみに分けられるべきものが、7割ほど混ざっているということです。

こうしたことから、可燃ごみ袋の価格を上げ、資源ごみは値下げすることで、分別を促進させる狙いがあります。

インタビュー

分別をすればするほど、ごみ袋全体の購入金額が安くなる仕組みですが、なかにはこんな声も・・・

インタビュー

記者リポート

「柳川市が、ここまでごみ削減に力を入れる背景には、みやま市と一緒に建設している新たなごみ焼却場がありました」

柳川市とその隣にあるみやま市のごみ焼却場は、いずれも老朽化が進んでいることから、現在、新しい焼却場を共同で建設しています。

来年にも稼働し始める予定ですが、その建設費と運営費を人口比ではなく、それぞれの市から出る可燃ごみの量に応じて、負担することにしているのです。

柳川市で出される可燃ごみの量は、過去3年間横ばいとなっています。

それに対して、みやま市は3割以上削減しています。

みやま市の可燃ごみの急激な減量には、生ごみの分別が進んだことが、大きく貢献しています。

みやま市は3年前、生ごみやし尿専用の処理施設を建設しました。

生ごみの収集量は年々増え、現在は1日あたり7トンに。生ごみの収集量が増えれば増えるだけ、可燃ごみが減る仕組みです。

さらに可燃ごみを減らすだけでなく、この施設では生ごみを発酵処理させることで、液体肥料とバイオマス発電のエネルギーを生産することもできます。

インタビュー

柳川市の掲げる目標は「1割のごみ削減」、この袋をきっかけに、みやま市に追いつくことはできるのでしょうか。

SHARE
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE