JR筑前前原駅から徒歩3分ほどの場所に完成した建物。昔ながらの方法で〈またいちの塩〉を製塩する『工房とったん』、糸島市本で料理店『イタル』と『sumicafe』、食材と雑貨販売の『新三郎商店』を展開する平川秀一さんが作った塩そばの店だ。
「コロナの閉塞感から、町でみんなが元気になるようなものをと店をつくりました。来年3月には裏庭でビアガーデンを始めます」と福岡出身の画家・牧野伊三夫さんの壁画の前に立つ平川さん
食の安全性にこだわる平川さんだから、チャーシューは旧知の仲の杉勝也さんが養豚する〈リバーワイルド〉の豚肉と、安心安全かつ美味しい食材を厳選。出汁は糸島の鯛と野菜、宮崎の山を走り回って育つ〈黒岩土鶏〉と、同じく宮崎の〈ぶり鶏〉、もちろん塩は〈またいちの塩〉だ。
各テーブルやカウンター席にセットされた塩。取り過ぎてはいけないが、塩は命を保つのに必要だと感じられる深い味!
メニューは『素そば』(700円)に各100円のトッピングを加えるか、ほとんどの人がまず頼む『塩そば』。素材の旨味を味わうためにスープは敢えて薄味だ。それをテーブルにセットされた「えび塩」、「樽底塩」(塩釜のたまり塩)、「ごま塩」、ブラックペッパーで味変しながら楽しめる。レンゲの中で塩とスープを調合するため、木製のレンゲを特注するなど、心遣いが細部まで行き渡る。
『塩そば』1300円(替え玉無料)。ラーメンに添えるのは珍しいけれど、繊細なスープに旨味を足してくれて相性がいい揚げごぼう、海苔と小松菜、リバーワイルドのポークナゲット、すだち、煮たまごと、具が全部楽しめる(内容は時期によって変わる)
〈リバーワイルド〉のチャーシューや赤玉ネギがのった、替え玉ならぬ『あえそば』(300円)。味がついていて、残しておいたスープをかけて味変を。時期によってあえる味が変わるそう
『酒と塩』600円。日本酒は、二丈で有機米を栽培する久留米の〈旭菊〉の『大地』。『塩そば』の具を先にもらって酒を呑み、後から麺を出してもらうという手も!
30年放置されていた歯科医院だった建物に使われていた赤土を再利用した土壁に、床やテーブル、椅子に使われた木の香りで癒される。
小上がりもあって、家族連れも入りやすい。赤土を再利用した土壁なので、空気も清々しい!
町おこしと雇用の創出、糸島ブランド力アップが期待される新業態。末永く応援したくなる取り組みだ。
※この記事は、シティ情報ふくおかの『麺本2021』より抜粋して掲載しています。
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食の安全性にこだわる平川さんだから、チャーシューは旧知の仲の杉勝也さんが養豚する〈リバーワイルド〉の豚肉と、安心安全かつ美味しい食材を厳選。出汁は糸島の鯛と野菜、宮崎の山を走り回って育つ〈黒岩土鶏〉と、同じく宮崎の〈ぶり鶏〉、もちろん塩は〈またいちの塩〉だ。

メニューは『素そば』(700円)に各100円のトッピングを加えるか、ほとんどの人がまず頼む『塩そば』。素材の旨味を味わうためにスープは敢えて薄味だ。それをテーブルにセットされた「えび塩」、「樽底塩」(塩釜のたまり塩)、「ごま塩」、ブラックペッパーで味変しながら楽しめる。レンゲの中で塩とスープを調合するため、木製のレンゲを特注するなど、心遣いが細部まで行き渡る。



30年放置されていた歯科医院だった建物に使われていた赤土を再利用した土壁に、床やテーブル、椅子に使われた木の香りで癒される。


町おこしと雇用の創出、糸島ブランド力アップが期待される新業態。末永く応援したくなる取り組みだ。
店舗情報

店名 | 塩そば屋 おしのちいたま |
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住所 | 糸島市前原西1-6-22 |
電話番号 | 092-330-8732(代表/10:00~17:00) |
営業時間 | 11:00~OS16:30 |
定休日 | 木曜 |
座席数 | 34席 |
駐車場 | なし |
カード | 可、PayPay可 |
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