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RKB毎日放送株式会社

番組審議会報告

RKB毎日放送番組審議会の議事概要

第657回(令和3年6月15日)

第657回番組審議委員会を6月15日(火)、RKB毎日放送本社会議室と各委員をインターネットで結ぶWEB会議で開催した。

<審議委員>
出席委員  9名
安部 進一郎、井手 健一郎、上符 友則、木下 結香子、小湊 真美、篠崎 香織、濱地 信市、松本 義人、森野 茂生
書面講評  1名
青栁 明彦
<放送事業者>
井上社長以下 計10名

<議題>
①社業説明
②番組審議
③業務報告

<議事の概要>
議題(1) 番組審議
連続ラジオ小説「博多さっぱそうらん記」
3月29日(月)午後2時25分~ 放送開始
プロデューサー:宮岡 朋治(ラジオ制作部)
アナウンサー(出演) :佐藤 巧(アナウンス部)

RKB創立70周年記念として、ことし3月から放送を始めた連続ラジオ小説。
「博多さっぱそうらん記」は、福岡在住の作家、三崎亜記の新作SF小説。
まちの名前を「福岡市」とするか、「博多市」とするか、ふたつの名前をめぐって二つの勢力が、実在する地名を舞台に繰り広げる物語を、福岡ゆかりの声優と俳優、そしてRKBアナウンサーが、ラジオドラマ化した。

委員からは
・耳だけで聞く物語は初めてで、純粋に新鮮に感じられ、想像力をかきたてられた。
・地元の人間にとって非常に心地のよい内容だった。
・軽快な音楽とあわせて、次はどんな展開になるのだろうか?と毎回思ってしまうような期待感がもてる楽しい番組だった。
・街のにぎわいづくりとノスタルジックのバランスについて、考えさせられる部分があった。
と、評価する意見があった。

一方で、
・あまりに博多弁が強調されていて、違和感がある。
・「博多さっぱそうらん記」というタイトルの意味がわからなかった。
・いろいろな伏線や謎がリスナーを引き込む仕掛けとして機能しているが、続きを聞くことができなかった。
・放送時間が中途半端で、聞き逃すとストーリーがわからなくなる。再放送も必要ではないか?
・全体を通して聴くことができるCDは製作しないのか?
という意見があった。

制作者は
・みなさんの想像力を手助けするような演出を心掛けている。
・コロナ禍の影響で、出演者、ひとりひとりが、別々に収録して、それを貼り合わせるという手法で制作している。
・ひと言に、どのように自分の思いを凝縮させるか、ふだんのアナウンサーの仕事とはまったく違うので刺激になっている。
と、説明しました。


議題(2)「TBSテレビのネット番組」について
TBSテレビが制作放送しているネット番組について委員の意見を聞いた。

委員からは
・TBSのドラマをほんとど見ている。暗い現実ばかりを描くのではなく、笑いもうまく差し込んで、共感したり、前向きに生きていこうと思ったりできる内容になっている。
と、評価する意見がありました。

一方で、
・新型コロナ以降、社会全体が鬱屈した雰囲気があり、批判的なコメントが多い。
・状況を改善するにはどうしていけばいいのか?も報道してほしい。
・どこを見てもお笑いのタレントで、特徴がない。
という意見がありました。

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