第643回番組審議委員会を2月18日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<出席者>
審議委員
安部 進一郎、神本 秀爾、木村 治枝、都築 明寿香、平川 俊介、中村 弘峰、井上 和久、堀江 広重、松藤 幸之輔、村上 和彰
放送事業者
井上社長以下19名
<議題>
①番組審議
テレビ番組審議 「今日感テレビ」 2月3日(月)放送分
月曜日から金曜日まで生放送でおおくりするエリアに密着した情報番組。
②業務報告
<議事の概要>
委員からは
・制作者は、主たるターゲットである主婦がラジオ的に、ながら的に気軽に見ることができる番組を目指しており、非常によくできた番組。
・毎日の生放送で時節に応じた内容をふんだんに盛り込んでよくできている。
・MCのアナウンサーは進行が自然で、ユーモアもあって、気がつけば見ている人が笑顔になっている。
・全体的にゆっくりとしていて落ち着いた番組という印象で、午後の一息つく時間にリラックスして見る番組としてふさわしい。
・中継は行き当たりばったり感があったり、リアルさがあったり、見ているほうとしてはいろんな情報が入ってきてよかった。
・タイムリーだけれども、別に大事ではない情報をやるというところが、ある意味すごく新鮮だ。
・全体的にはすごく好印象で、特にものづくりのコーナーは素材をよく見つけてこられたなと思う。思わずずっと見いってしまった。
・報道的なところがあり、特集はタイムリーで、しかも、ローカルに徹しており、ここでしか見られない。
・現場主義が一貫していて、臨場感があって、視聴者を引きつけており、テレビならではという特色がでている。
・インサイトTVはトークで視聴者を引きつけようとし、テレビとは全然違う取組で面白い。VTRがなく、出演者の4人の掛合いの井戸端会議で、ラジオの印象だ。
と評価があり
一方では
・中継で低頭してお祈りのタイミングで、リポーターが話し続けており、現場にいた人に不快な思いをさせているのでは。
・もう少し詳しい情報が紹介されたら印象に残るのではないか。
・ワイド番組でたくさんのコーナーがあるので、最初にハイライト、スケジュールを入れたほうが分かりやすい
・「投稿ピクチャーズ」でタイトルが作品の上にかぶっているが、作品にとってはその余白が大事であり、配慮すべきだ。
・昼間の時間帯は情報をプッシュ型で、かつ気づきを与えてくれるというところが有効だ。
・ネット番組やネットコンテンツというものが出てきたとしても、地上波の優位性は企画力、制作力、取材力であり、そこに相対的価値がある。
・SDGsへの取組、前回の環境番組を踏まえて、番組ターゲットにあわせ、少しトーンを和らげて、身近な環境問題シリーズという形で取り上げてみてはいかがか。
との意見、提案があった。
制作者からは
・「今日感テレビ」は2003年の6月にスタートした、17年を迎える長寿番組。これまでに放送時間、内容もどんどん変えながら今日まで至っている。
・4月から制作スタッフも入れ替わり、より明るく、優しく、エリアに寄り添った番組を目指している。
・午後では唯一一番にローカルで枠を開いている番組なので、徹頭徹尾ローカルで貫き、キー局の裏番組との差別化を図っている。
・「今日感テレビ」が目指すのはBGV、バックグラウンドビデオ。2時間、この時間にしっかり凝視できる人はいないので、たまに参加して見て、面白いなと思ったら見る。話題が変わってもういいやと思ったら離れる、しかし消されないという番組を目指した。
と説明した。