第631回番組審議委員会を11月20日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<<審議委員>>
審議委員
安部 進一郎、大野 繁樹、神本 秀爾、木村 治枝、坂井 一賀、都築 明寿香、帆足 千恵、堀江 広重、山本 修司
放送事業者
井上社長以下17名
<議題>
① テレビ番組審議 「今日感テレビ」
11月7日放送分(13:55~15:53)
② 業務報告
<議事の概要>
月曜から金曜日まで日替わりの地域情報コーナー、最新ニュース、福岡や九州の情報・ニュースをどこよりも早く放送する2時間の情報ニュースワイド番組。
委員からは
・冒頭のニュースは海外から九州、そしてより身近な話題と全体的に良くまとまっている。
・全体的にはゆっくりとしたテンポで、分かりやすく制作されており視聴ターゲットに合っている。
・中継のリポーターは必要以上に大げさではなく、シズル感とともに現場の賑わいが良く伝わり好感を持てた。
・情報性と娯楽性、そして生活の知恵などバランス良く配置されて、よく考えられた構成だ。
・川柳のコーナーは好感が持てる。「プレバト」とは違い視聴者参加であり、評者のコメントも明快で、専門家という点で際立っていて、大変面白く見られた。
・MCの田畑アナの力がすごく、コメント力、その反射神経で番組を支えている。
・ワイドショーではあるが、RKBらしくジャーナリズムの中できちんと取材して、分析するという事が行われており、他局の番組より骨があると感じた。さらに磨きをかけて欲しい。
・詐欺の情報について、公共の利益を損なう問題を正しい事実を伝えるとともに、拡大防止の注意喚起がなされておりメディアとしての社会的責任・使命に応えている。
今後も広いアンテナを張って素早い情報提供に努めて欲しい。
と講評があり、
また
・コメンテーターにRKB、毎日新聞の関係者が多く、もっと広く若い人も含め起用したほうが良い。
・視聴者が見ていて共感し、応援したくなるような地元で頑張っている若者の姿を追いかけて欲しい。
・ツイッターなどSNSを使いコメントなど視聴者の生の声を聞けるようなインタラクティブな番組内でのやりとりを検討してほしい。
・CMが一カ所にかたまった山があり、見ていて長いという印象がある。特に提供表示の前後は頭出しの後に、本編が始まるかと思うとまたCMで、大変長く感じられるので何らかの工夫が必要。
・ワイド番組について新聞を読む層はラテ欄の内容で視聴する局を決めている。表記内容に関して充分に考えて欲しい。
・視聴者サービスと視聴のきっかけになるようにフェイスブック、ホームページの更新は非常に効果があるはずだ。
・制作段階でどれほどのコメントの正確性が求められているのか。コメンテーターにコーナーの内容に合った純粋な専門家がいない布陣では、信頼性、質の保証を考えると、危ういのではないか。
・北海道展の中継で、イベントの明るいテンションのまま震災にまつわるインタビューは違和感を持った。
・せっかく良いコンテンツが蓄積されているので、アーカイブとしての活用を検討して欲しい。
と意見、提案があった。
制作者から
・現在の午後の二時間の枠は、世の中の出来事が大きく動く時間帯であることを意識して、はじめにニュース、そして視聴者とのふれ合いを中心とした生活情報という構成にしている。
・ニュース性を高めるために一日毎に担当の編集長を置き、担当の前日はニュースの情報取得に当てている。
・コメンテーターについては正確性を目指しているが、ニュース性が高まるにつれ、当日の内容と専門性の一致が課題だと認識しており、取り組んで行きたい。
と説明があった。