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RKB毎日放送株式会社

番組審議会報告

RKB毎日放送番組審議会の議事概要

第618回(平成29年7月18日)

第618回番組審議委員会を7月18日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。

<出席者>
審議委員
大野 繁樹、黒田 明、佐々木 洋子、庄崎 秀昭、豊馬 誠、帆足 千恵、松浦 泰彦、山本 修司
放送事業者
井上社長以下19名

<議題>
①テレビ番組審議「ダイドードリンコ 日本の祭り 驚天動地!力の奉納 生立八幡宮神幸祭」6月24日14時放送
②業務報告

<議事の概要>
福岡県豊前地方に伝わる 豊作を願う伝統行事を追ったドキュメンタリー。大迫力の 巨大山笠を中心にその歴史とともに、この神幸祭に込められた、様々な人々の熱い思いを、描く。
委員からは
・番組は、とても丁寧に作られており、祭り自体の歴史的な経緯や祭りの勇壮さ、迫力が良く伝わり、大変面白かった。
・千年の歴史を持つ神社を中心に数百年、何世代にもわたって祭りの伝統を守り続けている人々の絆、情熱や気持ちが良く伝わり感動した。
・番組の構成はスムーズな流れで、ナレーション、スーパー、テロップと非常にわかりやすかった。
・町民へのインタビューとそれに対するコメントも自然で素直な言葉をとれており好感が持てた。
・カメラは本番の舁山、曳山で一緒に走りながら撮られており、一人一人の表情の変化など画面を通して感じることができ、臨場感は映像ならではだと思った。
・過疎化、少子高齢化を始めいろんなもので苦しんでいる中で、地元で祭りを守って行く事が日本独特の地域の活性化に役立っていることを教えてくれた。
・これを見て行きたくなる、参加してみたくなるという気持ちにさせたという意味では、番組として成功だった。
と評価があり
また
・そこの文化や、なりわいは祭りに象徴されているので、アーカイブとして世界に発信できるようにすると、誰もが見ることが出来、ひいては、地域の活性化や文化の保護の役に立つのではないか。
・ このシリーズは、日本の祭りの魅力を15年間も続けて紹介しており、日本が大事にしてきたものを思い出させ、元気や活力がもらえる大変よいシリーズであり、これからも続けて欲しい。また、そこに1社のみによる提供番組をしているダイドーさん敬意を表したい。 と意見があった。

制作側からは
・このシリーズは日本の民俗文化を映像として後世に残したいという思いで、祭りの迫力、由来、準備の過程、祭り人の思い、そして、神様への感謝を丁寧に表現するという番組コンセプトで制作されている。
・取材対象の懐に深く飛び込んで徹底的に仲よくなるタイプのディレクターであり、現地での人間関係がまず大切で、地元の方と出会い、その方々のところに点々と泊まり歩きながら深く入り込み取材を進めた。
・ディレクター自身がカメラを回し、さらにクレーンカメラ、ヘリコプターも使い考えられる全ての最高の映像を集めた。
・この町では若い人たちも含めて、通り一遍でやっているというような人たちは一人もいなかった。そこにまず自分が感動して、信用してもらい、何とかこの人たちの思いを描けないかということから、この番組を作ることができた。
と説明があった。

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