第614回番組審議委員会を3月21日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<出席者>
審議委員
相戸 晴子、葦津 敬之、小田 昌彦、黒田 明、庄崎 秀昭、坂口 淳一、西 秀博、野沢 俊司 渡部 一也、
放送事業者
井上社長以下16名
<議題>
退任委員の所感、及び継続委員の抱負
<議事の概要>
委員からは
・全ての番組において丁寧に作られ、テーマも、構成、映像、音声にしても、高い完成度を求めて作られていることを実感することができた。
・番組制作にあたって制作者はこだわりを大事にして、結果として感動や共感に結びついているという事を認識できた。
・放送業界というのは非常に厳しい時代に入っている事を痛感し、今後、テレビ、ラジオの役割というのはどういう方向に行けばいいのかというのが問われる時代に入ったと実感した。
・戦争をテーマにした番組について、記憶の風化が進む中、人の命の大切さ、家族への愛情、人への思いやり、一度しかないかけがえのない人生などをクローズアップして、戦争を二度と繰り返さないようにとのメッセージを発信し、制作者の社会的責任、覚悟がよくあらわれていた。
・地域密着ドキュメントは地域社会、生活、人というコンセプトがしっかり捉えられ、地元の隠れた情報を引っ張り上げるパワーの強さを感じた。
・音声のみのラジオでは、ラジオの魅力を、制作者の思いを的確に伝えるための演出に相当苦心があったと感じた。
・人の努力、企業の努力、生きざま、また平和を求める気持ちに配慮をして、それを酌み取って番組を作っているという「思い入れ」という姿勢が強く見受けられた。
・一つの番組が完成するのに、どれだけの方々の思いや技術や情熱が込められているのかをひしひしと感じることができ、各部署の連携の緻密さも理解できた。
と、感想があり
・まちで普通に生きる人生の達人たちにクローズアップしていただき、見る人を、その家族を明るく楽しく元気にさせる番組作りに期待する。
・世界が大きく変わっておりメディアの役割として、人口減少化に対する元気なまちづくり、チャレンジをしている地域・企業、地域を挙げた認知症対策、あるいは子育て支援に取り組むまちや企業など社会の課題をテーマにした番組作りに期待をする。
・今後とも、九州沖縄のキー局として自信と誇りを持って仕事に邁進して欲しい。
・放送の役割は大きく変化しており、報道についてはインターネット等の普及もあり一視聴者として、放送は一層情報を精査して正確なものを届けて欲しい。
との、提言があった。