第603回番組審議委員会を2月16日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<出席者>
審議委員
相戸 晴子、葦津敬之、稲谷 陽一郎、今川 英子、坂口 淳一、佐々木 希、野沢俊司、渡部 一也、
放送事業者
井上社長以下18名
<議題>
(1)「豆ごはん。」
平成28年1月20日 19:00~19:54放送
(2)業務報告
<議事の概要>
(1)番組審議
(番組内容)
毎週水曜日19時から1時間のレギュラー番組となった「豆ごはん。」。
今の福岡とそこの人間力を完全密着と徹底追跡により紹介する番組。
今回は・昔ながらの風情を残す大衆的な商店がある北九州 若松の街物語、創業60年という祖母の代から続く秘伝のタレ、肉へのこだわり。3代目社長の躍進と人気の秘密に迫る焼き肉 玄風館物語などが題材。
委員からは
・全般的にテンポ、流れがいい番組で、独自のリズムで気軽な気持ちで見られる大変おもしろく、いい番組である。
・以前の審議議題の2時間枠の時は、やや重く、ドキュメンタリーの要素もあり、長過ぎるという指摘もあったが、今回は1時間に短縮され適度にライトな内容であり、ゴールデンタイムに、家族や仕事帰りの人にいうニーズによく合致している。
・番組には、長い時間をかけて庶民の中で育まれたものへ焦点を当てようとする局の姿勢と、家族というテーマを取り上げて、家族の歴史をその中に織り込むということと、地域の掘り起こしと、その中の歴史にちょっとだけ触れるというふうな3つの基調があり、各々しっかり作り込まれている
・ネタが回を重ねるごとにいろんなことに取り組まれて、パワーアップをされているので、さらに今後も発掘を続け、街に生きる人々の思い、人生観も浮かぶ、心に響くという番組にしていただきたい。
とこれからも期待したいという講評があり、
と評価の一方
・唐突な絵が多くてつながりに課題がある。いろいろ盛り込みたいという思いもわかるが、スポットをあて、長さを工夫して絞り込こみストーリーを分かり易くした方が良い。
・もっと俯瞰的なこと、若松の歴史を出すのであれば、もっときっちりとした全体像も見せて欲しい。
との意見もあった。
制作者からは
・地域に根差した密着バラエティーであって、知っていそうなこと、あるいは知っていると思っているようなことを深く掘り下げるというのが大きなコンセプト。
・北九州は特に産業遺産にも制定され、古いものを壊さず再開発するのがテーマ。制作者としては番組で少しでも紹介し、昔のものが残され地元が盛り上がり、続いて欲しいという気持ちで取材している。
・つながりのところは、あえて、つながっていない方がいいのではないかとの狙いだが、わかりやすさという点から再検討したい。
と説明があった。