第629回番組審議委員会を9月18日(火)午後2時から、RKB毎日放送本社会議室で開催した。 |
<<審議委員>>
審議委員……… |
大野 繁樹、神本 秀爾、木村 治枝、坂井 一賀、都築 明寿香、安部 進一郎、帆足 千恵、堀江 広重、松浦 泰彦、山本 修司 |
放送事業者……… |
井上社長以下19名 |
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<議題> |
① テレビ番組審議 ダイドードリンコスペシャル「回る巨大山笠!光の渦~浜崎祇園祭~」
8月25日午後2時~ (54分番組)放送
② 業務報告
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<議事の概要>
毎年7月に開催される唐津市の浜崎祇園祭を祭りに携わる人々の人間模様とともに、巨大山笠を空撮など駆使し圧倒的な臨場感で描いた番組。
委員からは
・番組構成は導入部から流れがスムーズで祭りの様子、歴史、人々の思いなど分かりやすく説明されていた。
・あまり知られてないが、このような勇壮な祭りがあることを知り、実際に見に行きたくなる。
・外部に見せるよりも、町全体で参加する祭りだと思えた。
・タイトルと番組内容がマッチしていて見ることが楽しみになる。
・町と山笠の事が全体を通して分かりやすく、町にとっての山笠の意義が良く伝わってきた。
・お年寄りから、次世代をになう子どもたちまで広く丁寧に取材しており老若男女が町を挙げて関わっていることが良く分かった。
・祭りと人々の思いが織物のように縦糸と横糸で編み込まれ、緻密な作品にできあがっている。
・映像が美しく、ドローン、クレーンなどを使った迫力のある映像、また、季節の花々を映し出すなど工夫され番組のクオリティがあがっている。
・いろいろな方へのインタビューの言葉に無駄がなく綿密に積み上げられて、祭りが地域の誇りという事がよく分かる。
・祭り全体を細かく丹念に取材して、地元の人々の思い、各々がになう役割に対する誇りが良く描かれている。
・すばらしい映像で、祭りの迫力、豪華絢爛さ、伝統文化を感じられ、すべてが生き生きと見えたし、又、BGMもすべてお囃子でそれらを一層引き立てている。
との評価があった。
一方
・祭りはイベントではなく地域とともにある神事であり、歴史、背景ももっと詳しく描くと一層の格調の高さが出たのではないか。
・人形師の不足、人口の減少に伴う継承者の減少など祭りがかかえている問題点も取り上げたほうが良いのでは。
・専門用語にたいしてもう少し詳しく説明が欲しい。
・もう少し歴史的背景や経緯をもう少し詳しく説明すると深みが増しさらに良かったのでは
・ダイドードリンコスペシャルの背景とその意義の説明が必要なのでは。
との意見があった
制作者から
・取材は3年がかりで密度の濃い関係が作れた。
・クレーンや夜間のヘリコプターなど放送局ならではの映像を極め、祭りのそのものの美しさ、力強さをどこまで表現できるかに力を注いだ。
・映像素材にはこの町の人々がとても楽しく、良い雰囲気を醸しだしており編集の段階から楽しく取り組めた。
・歴史的背景や今後の問題点についてはどこまで触れるのか逡巡があったが、まずは冒頭と終わりの映像を最優先にした。
と説明があった。
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