RKB毎日放送株式会社

番組審議会報告

RKB毎日放送番組審議会の議事概要

第663回(2022年2月15日)
第663回番組審議委員会を2月15日(火)、RKB毎日放送本社会議室と委員をオンラインで結ぶWebリモート会議方式で開催した。
<審議委員>出席委員  8名
井手 健一郎、木下 結香子、小湊 真美、篠崎 香織、髙藤 英夫
濱地 信市、森野 茂生、松本 義人
      書面講評  1名
青栁 明彦
<放送事業者>……… 佐藤泉社長ほか 計11名

<議題>
①社業説明
②番組審議
③業務報告
<議事の概要>
議題 番組審議
「四代の祈り 中村人形 百年の伝統と革新」
1月10日(月・祝)午後3時49分から
出演  プロデューサー:石川恵子(テレビ制作部長)
    ディレクター :谷口あゆみ(テレビ制作部)

<内容>
四代続く博多人形師・中村家。現在は三代目・中村信喬と息子で四代目の弘峰が生業を守る。展覧会で数々の賞に輝く信喬は、ローマ法王に献上するなど博多人形界の重鎮だ。一方、独自の作風を追求する四代目・弘峰は若手芸術家のホープとして注目を集める。
100年の間には戦争や災害など伝統を繋ぐことが困難になる出来事もあった。今立ちはだかる「コロナ禍」という局面において、「不要不急」とされる芸術を次代に残すため人形師たちは人形にどんな祈りを込めるのか。

委員からは
・博多人形にかける思いが伝わり、博多人形の魅力が改めてわかった。
・博多人形の魅力、そして、人形師の親子を通じて、改めて歴史、文化や伝統、芸術の大切さ、そして、それを継承することの意義といったものを視聴者に訴えていた。
・博多人形を視聴者も一緒に継承していくという点で、本番組は非常によい番組であると思った。
・先代と同じものはつくらない。常に進化する、変化することが中村人形の伝統であることが視聴者にもわかりやすくまとめられた良い番組だった。
・番組を通して、変わるものと変わらないもの、いわゆる「不易流行」を教えられた。先代と同じものを作らない、変化することも大事。まさに会社経営に通じるもので、示唆に富むメッセージだった。
と、評価する意見がありました。

一方で、
・スタンダードな博多人形とはどういうものなのかも示してもらえるとわかりやすかった。
・博多人形師と博多山笠というのは切っても切れない関係であり、その関係を説明しないと山笠を知らない人、他県からの人については、その背景がよく見えないのではないかと思った。
・名前や技法以外の何を受け継いだのか?人形師ふたりの言葉でもっと聞きたかった。
・ナレーションのテンポ感と映像を合わせてほしかった。
・製作された作品を、解説とともにもう少し見たかった。
・今後も、地元の芸術家、アーティストを中心に紹介して、視聴者がふだん接することのない地元工芸やアートの世界に、導いていもらいたい。
という意見がありました。

制作者は
・スタンダードな博多人形を入れることも重要であったかなと思う。
・博多山笠について、もう少し深く、人形師ふたりのコメントを紹介してもよかった。
・30分の番組に、家族愛や師弟愛、伝統を守ることなど、たくさん詰込みすぎた。
・作品を見てもらいたいと考えて、字幕テロップを控えた。
と、説明しました。
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