RKB毎日放送株式会社

番組審議会報告

RKB毎日放送番組審議会の議事概要

第664回(2022年3月15日)
第664回番組審議委員会を3月15日(火)、RKB毎日放送本社会議室で開催した。
<審議委員>出席委員  10名
青栁 明彦、井手健一郎、上符 友則、木下結香子、小湊 真美、
篠崎 香織、髙藤 英夫、濱地 信市、森野 茂生、松本 義人
<放送事業者>……… 佐藤泉社長ほか 計9名

<議題>
①社業説明
②委員任期中の所感、RKBに望むこと、新年度の抱負
③業務報告
<内容>
3月番組審議会は令和3年度(2021年度)最後の締めくくりの回。
今期で退任する6名の委員は「委員在任中の2年間の所感」と「RKBに望むこと」について、新年度継続委員4名は「この1年間の所感」と「来る年度に向けての抱負」についての意見を述べた。

<議事の概要>
委員からは印象に残った番組として、
・「イントレランスの時代」、「魔法の素材が舞う~プラスチック大気汚染」、「さよなら前田有楽~成人映画館最後の日々~」、「姉妹の絆で5連覇へ」などがあがった。

・「イントレランスの時代」は、 外国人、障害をもつ方など多様な社会の在り方が描かれていた。誰の心にも潜む差別意識、不寛容が描かれ、ウクライナの問題がおきている今、寛容さが問題解決になってくるのではと思った。

・「魔法の素材が舞う~プラスチック大気汚染」は、 データや専門家の取材を基に、身近でありながら、今後世界規模で深刻な課題となりうるテーマを問題提起した番組だった。教科書やニュースで語られていることが自分の地域、生活にどのように影響するか。なんとなく見て終わりではなく、視聴者が何か行動を起こそうとするムーブメントを感じる番組だった。

・「さよなら前田有楽~成人映画館最後の日々~」は、 きわどいテーマだが、取材力、表現力に長けた非常に良い番組だった。映画館が「様々な性」自認の方の、希望の扉となっていることが描かれていた。 といった意見があった。

一方で、
・「姉妹の絆で5連覇へ」は、強豪の女子高校剣道部を取材した良い番組だったが、ケガをしながら本人の強い希望で試合に出場した生徒のその後が、医師として気になり、経過を聞いたところ、「大学に進学したもののケガの影響が残っていた」ということだった。
ある時点でのベストな選択と思うことも、将来それがベストな選択になるのかわからない。他の番組でも同じようなことがあるのではないか、という指摘があった。

また、2年間の所感として、
・作り手の「伝えたい」という熱が画面の枠からはみ出して伝ってくるようで、大変、見応えのある番組が多かった。
・審議対象となった番組は、どれも制作者の思いや、綿密な取材の結晶で良質な番組だった。
・制作理由や取材の詳細、それが番組にどういうふうに反映したのか、そういった意図を制作陣から直接聞くことができ、恵まれた2年間だった。
・放送業界は男性の職場かと思っていたら、女性、若い方が活躍しているのに驚いた。
・思ったより女性が職場にいる。すごく活躍している。しかも、生き生きと、自分はこういう番組を作りたいのだという思いをもって主体的に作っていたという印象をますます強くした。
といった意見があった。

今後のRKBに望むこととしては、
・きちんとした取材に裏打ちされた番組を制作し、特に、新聞やテレビだからこそできる報道番組を制作発信していただきたい。
・見たい、聞きたい、読みたいというそういうコンテンツは発信できているか?という根本的な問い掛けをして、番組をつくっていただきたい。
・見る方の立場になって作っていくことの大変さがわかった。だからこそ、いろいろな人にいろいろなことを訴えられる番組を、これからも作ってほしい。
・福岡の老舗放送局として、チャレンジを続け、福岡の文化、芸術、教育を牽引して大きな存在感を示す放送局であり続けてほしい。
といった意見があった。
番組審議会報告に戻る