撃墜されたB29爆撃機の米兵は福岡で殺害されていた-慰霊法要に日米の関係者
太平洋戦争末期の1945年、福岡に置かれていた旧日本軍の西部軍には、墜落した米軍爆撃機の搭乗員が集められ、約40人が殺害されました。福岡市で殺害されたアメリカ兵の慰霊法要が20日午後、営まれました。
B29のアメリカ兵が殺害された
福岡市城南区の油山観音には、アメリカ兵の殺害に関わり、戦後、戦犯に問われた元日本兵の親族や在福岡アメリカ領事館の専門官など日米の関係者が集まりました。
終戦の年、九州各地で撃墜されたB29爆撃機に搭乗していたアメリカ兵らは西部軍に集められ、九州大学や油山などで約40人が殺害されました。
アメリカ兵親族からメッセージ
参加者のひとり、冬至克也さんの父・堅太郎さんは、福岡大空襲で母を失った翌日にアメリカ兵の殺害現場に行き会わせ志願して4人を手にかけました。戦後は捕虜を殺害したとしてBC級戦犯に問われ、スガモプリズンで10年の月日を過ごしました。
法要にはアメリカ兵の親族からのメッセージも寄せられ、参加者たちは平和への誓いを新たにしていました。
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