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想像するだけでイヤ… エンジンルームに入り込むネコ 梅雨時季は要注意! 対策は「ネコバンバン」

梅雨の時期に増加する、車のあるトラブル。原因となっているのは、ネコです。その理由と対処法を取材しました。

遭遇したくないトラブル 雨季に増加


すき間からのぞく、2つの目。エンジン部分の狭い隙間に入り込んでいるのは、小さなネコです。ネコが入り込むことによる車のトラブル、実は、雨が多い梅雨の時季に多く発生しているのです。

JAF福岡支部 三浦俊輔班長「エンジンをかけてそのままベルトにネコが挟み込まれたことで、走行中にトラブルを起こしたとか、エンジンをかけた瞬間にネコの鳴き声がして出動するケースもあります。ベルトが外れ、発電不良=バッテリー上がり状態になることがあります」

春先に生まれた子ネコが成長して活発に


JAFのロードサービスの集計によると、全国のネコのトラブルによる出動件数は2022年、1月に21件、6月が284件でした。エンジンで暖を取るためネコが入りやすいとされる冬の時季より、梅雨の時季の方が13倍以上も多かったのです。また、2022年6月の284件を都道府県別に見てみると、福岡県が51件で最も多かったということです。

JAF福岡支部 三浦俊輔班長「ネコは雨に濡れるのを嫌がることが多いので、梅雨時季になると子ネコが入り込んだという依頼が増加します」

今の時季にネコのトラブルが多発する原因として、雨が多くなることのほか、春に生まれた子ネコが活発に動き回り始めることが挙げられています。
 

入り込むのはタイヤの“足回り”から


トラブルとなるネコ。一体どこからエンジン部分に入り込むのでしょうか。

JAF福岡支部 三浦俊輔班長「(前輪の内側を指差して)このすき間がエンジンルームにつながる部分。タイヤの“足回り”付近と言われる場所から入っていくことが多い」
 

トラブル回避に運転前の「ネコバンバン」


ネコによる車のトラブルを防ぐ方法を聞きました。

JAF福岡支部 三浦俊輔班長「確認方法として、車体に物音を立てる『ネコバンバン』が有効だと思います」

(ボンネットの部分を軽くたたいてみる)
「ネコがいる場合は反応があることが多いです。ネコは臆病で、大きい音を立てるとエンジンルームのさらに奥に行ったり、簡単に取ることができない状況になるので、大きい音はあまり立てない方がいいかと」

雨が続くこの時季は、ハンドルを握る前に「ネコバンバン」。エンジン部分にネコがいないことを確認してから、運転することをおすすめします。

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