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ツクツクボウシの鳴き方の変化には意味がある 「オーシンツクツク」と「ツクリヨーシ」虫採り少年だった26歳の大学院生が発見 

ツクツクボウシが放つ独特の鳴き声。前半と後半で鳴き方には違いがあります。この違いには意味があることを九州大学の大学院生が発見しました。虫採り少年だった男性の世界初の研究成果です。

セミを捕まえるコツ

児玉さんが今年、研究のためにつかまえたセミは200匹以上。まさに虫採り名人です。夏休み中の子どもたちにセミを見つけて捕まえるコツを教えてもらいました。

都会にもいる 大きな木を探して

児玉建さん
「セミは飛んで移動をするので、生まれた場所だけではなくて飛びながらあちこちを転々とするので、けっこう街なかでも大きな木があれば集まっていたりしますね。鳴き声がきこえたらまず近づいて。しっかり鳴き声がするほうを探すといると思います」

静かに近づき一気にバサッと

虫採り網の竿を振るときのコツはあるのでしょうか。

 

児玉建さん
「やっぱりセミに、『怪しいものじゃないよー』という気持ちでゆっくり近づくこと。『大丈夫だよー』と心の中で声をかけながら一気にバサッと捕まえる。あんまりガツガツいこうとすると逃げるので、そこは慎重に、呼吸を殺して。そこがやっぱり面白いと思いますね」

鳴き方の違いにはどんな意味があるのか

ツクツクボウシの鳴き方の違いに何らかの意味があることを突き止めた児玉さん。しかし、そこにどんな意味があるのかはまだ分かっていません。それを解明することが今後の目標です。

 

児玉建さん
「将来、『ツクツクボウシの鳴き声が変わる理由といえばこれ!」というくらいみんなに認知してもらえるようなおもしろい研究成果が出たらいいなと思います」

 

児玉さんは、セミの研究について「誰でも知っている昆虫なのに意外と生態が詳しく分かっていないところが面白い」と語ります。この夏、皆さんもセミの声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

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