“物流の「2024年問題」”荷物が運びきれなくなる?~ビジネスチャンスに転換する企業も
今年4月からドライバーの残業規制が適用され荷物が運びきれなくなる事態が懸念されています。いわゆる「物流の2024年問題」。この課題を逆にビジネスチャンスに転換する新たなサービスを始める企業も出てきています。
ネット通販などで時間指定増加、積載率が低下する要因に…
佐賀県吉野ヶ里町の運送会社。九州から関東方面などへの長距離輸送を主に手がけています。年末の繁忙期で、荷台には多くの荷物が積まれています。
トワード中津誠一郎部門長補佐「積載率はだいたい7~8割です。繁忙期なのでこれくらいですが、だいたい通常は6~7割ですね」
トラックの最大積載量に対してどれだけの荷物を運んだのかを表す「積載率」。その低さが近年、運送業界の課題となっています。国土交通省によりますと、営業用トラックの積載率は、1990年にはおよそ60%でしたが、現在は40%ほどまで低下しています。インターネット通販が普及し細かい時間指定が増えたことも要因の一つとされています。荷台に空きが出た場合、取引先に営業の電話をかけて配送依頼を獲得しようとしますが、契約が成立するかはタイミング次第です。
トワード 中津誠一郎部門長補佐「荷物がバチッと合えばそれで持っていきます。でも空きスペースに対して荷物が多い少ないというのがあるので、それがうまくマッチングしないとなかなか難しいですね」
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