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被害の6割が高齢者…ニセ電話詐欺から高齢者を守るため、警察と介護施設が連携して情報発信

ニセ電話詐欺の被害に遭いやすいとされる高齢者を守ろうと、警察と介護施設の職員が集まって緊急の会議が開かれました。

被害の6割が高齢者…守るためには情報発信が重要

29日午前、春日警察署で開かれた「ニセ電話詐欺被害防止緊急会議」には、春日市と大野城市、那珂川市にある介護施設の職員など約80人が参加しました。会議では去年1年間に県内で発生したニセ電話詐欺の被害が約13億3000万円に上り、このうち、6割ほどを高齢者が占めていることなどが報告されました。そのうえで、今後、警察が発信するニセ電話詐欺の発生状況や手口などの情報を、施設の利用者に伝えるよう協力を依頼しました。

福岡県警春日警察署 大津良祐署長「訪問介護を受けている人は、自分から外に出て行って防犯の情報に触れることがなかなか少ない方なんですね。こういった情報が行き届いていないかもしれないという人をひとりでも減らしたい」

警察は今後、3つの市にある約90の介護事業所に対し、逐次、情報を発信していくということです。

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