2月29日は“うるう年” 4年に1度なのはなぜ? 実は「宇宙規模のお話」
うるう年と言えば、「西暦の偶数年にやってくるオリンピックイヤー」と覚えている方もいると思いますが、なぜ4年に1度、28日間しかない2月に1日追加されるのでしょう。
地球は365日では同じ場所に戻れない
訪ねたのは福岡市科学館。学芸員の丹野佳代子さんに聞きました。
福岡市科学館 丹野佳代子さん「うるう年は、暦のズレを調整するための年です」
1年という時間は、365日。地球が太陽の周りを1周する日数です。ただし、365日ぴったりで元の位置に戻ってくるわけではありません。
福岡市科学館 丹野佳代子さん「365日だと、地球と太陽の位置関係から行くとまだちょっと足りないんです。それが、約6時間分です」
うるう年がなければ40年で10日もずれてしまう
このズレた6時間を調整したい。4年だと、6時間×4で24時間=ちょうど1日の時間になるので、4年に一度、1日を追加しているのです。
福岡市科学館 丹野佳代子さん「4年で1日ズレていくので、40年で10日分ズレる。長い時間では季節がズレていきます。ズレを小さく抑えるのがこの仕組みです」
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