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「夫がよく育児する」佐賀県では妻の妊娠期を「マイナス1歳」と呼ぶ 父親の意識改革で?「子育てしやすさ」ナンバーワンに

少子化がとまらない今、労働力人口を増やそうと日本全国多くの自治体があの手この手で「子育てしやすいまち」をPRしています。そうした中、民間企業が行った意識調査で「夫がよく育児する」「子育てしやすさが自慢」というふたつの項目で、佐賀県が全国1位になりました。何が順位を押し上げているのでしょうか。

朝食を食べさせて保育園へ


佐賀県職員の中河原慶一さん(28)。妻と一緒に長女の小暖ちゃん(1歳11ヶ月)を育てる父親です。

中河原慶一さん(28)
「小暖ちゃんおはよう。朝だよ、まんま食べようか」

平日は、共働きの妻・仁美さん(28)が先に自宅を出るため、朝7時半に小暖ちゃんを起こし朝食を食べさせるのは、慶一さんの役割です。

中河原慶一さん(28)
「娘は、きょうは少し早めに起きてきました。普段は起きるともう妻がいないので、娘に朝ご飯を食べさせて保育園に送っていくまでをわたしがやっています。職場の休暇制度として1日に90分、2回に分けてとれるので、朝に1時間と夕方30分とって、保育園の送り迎えに使わせてもらっています」

娘と自分の準備を整えて自宅を出ると、10分ほど歩いて、小暖ちゃんを保育園に送り届けます。これで、父親としての「朝の役割」は一段落です。

中河原慶一さん(28)
「朝の1時間は大きいです。余裕があることで、娘がぐずっても『早くしてよ』と焦ることもありません」

「夫もよく育児に参加している」佐賀県1位


ソニー生命保険が去年11月に、20歳~59歳の男女を対象に行なったアンケート調査では、佐賀県が「夫もよく育児に参加している(いた)」「『子育てのしやすさ』が自慢」と答えた人の割合が最も多く、全国1位でした。その理由はどこにあるのでしょうか。
(「47都道府県別生活意識調査2023」 各都道府県100人づつ 計4700人が対象)

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