ポツンと繁盛店。深夜なのにいつも満席な「金屋食堂」の謎に迫る!&ホンネでおしえて!福岡のハズさない店
目次
福岡県民が日常生活を送るうえで「知っているつもりで、実は知らなかった」ことを徹底調査し、福岡県民のホンネを吸い上げる新番組「ハカタの王様」。ゴリけんと中上真亜子をMCに、福岡の「リアルすぎるホンネ」を吸い上げます。
今回は、もうすぐ父の日ということで、街行く福岡県民に「お父さんへのホンネ」を直撃。さらに、テレビディレクターがネットで見つけた気になる食堂にも取材しました。レギュラーコーナーの「ホンネで教えて!福岡のハズさない店」も見逃せません。
YouTubeで話題の食堂に突撃!
ラーメン店100軒以上、寿司店50軒以上の取材歴があるディレクターが、情報あふれるネットで見つけた情報は、本当かウソかを取材します。
福岡・朝倉の「金屋食堂」は、本当に0時をまわっても大繁盛しているのか!?
今回は「深夜0時でも大繁盛」とネットで謳われている「金屋食堂」へ。お店があるのは、福岡市から車で1時間の場所にある朝倉市甘木です。深夜0時をまわると、周囲は人ひとり歩いていない様子ですが、果たして本当に大繁盛しているのでしょうか。
突撃してびっくり。本当に満席でした! なかには「地元だけどなかなか席がとれない」と、店の外で待機しているお客も。
営業時間は午後6時30分~午後11時30分オーダーストップですが、お客が帰るまで営業を続けているというストロングスタイルな「金屋食堂」。なぜそこまで人気を集めるのか、開店時から密着してみました。
オープンと同時にゾロゾロとお客が入り、開店から30分後には予約客で店は満席に。その間も、予約の電話は鳴りっぱなしです。深夜0時まで大繁盛をしているというよりは、この状態が閉店までずっと続いているというほうが正しいようです。
取材を進めると、東京や京都から「金屋食堂」をめがけて来たと言うお客もちらほら。なんと、韓国から来た人もいました。
人気の理由は、3代目を務める矢野恭平さんが作る料理。母であり、2代目の真知子さんと二人三脚でお店を切り盛りしている恭平さんは、19歳で和食の道を志し、京都や大阪、福岡などの名店で修行した腕前の持ち主です。
そして、そんな「金屋食堂」の人気を高めたのが、YouTubeです。どの動画も再生回数が多く、その話題っぷりが伺えます。
YouTubeを見たお客が目当てにしているのは「だし巻玉子」(600円)。朝倉郡筑前町の「黄輝卵」を使用し、ダシを多めに仕上げた一品は、ふわふわで食べる人を笑顔にします。
なぜ、恭平さんは「だし巻玉子」を看板メニューにしようと思ったのでしょうか。それは、おばあちゃんから教えてもらい、幼稚園の頃に初めて作れるようになった料理が卵焼きだったからだと言います。まさに、看板メニューの原点は「おばあちゃんの味」だったのです。
さらにお客を魅了するメニューが「超ステーキ」(500g~時価※2,000円~3,500円ほど)。たっぷりのお肉にバターの塊、特性ソースがかかって大迫力のビジュアルです。
他にも定番の居酒屋メニューはたくさんあるものの、シメは名物の「かつ丼」(650円)で決まり。甘めの味付けで老若男女を虜にします。
深夜1時、ようやく閉店を迎えました。
翌日、ディレクターは再び「金屋食堂」へ。実は「金屋食堂」は、もともと午前11時30分~午後3時までの、お昼メインの食堂として地元で愛されてきました。昼間は2代目の真知子さんが店をまわし、「ちゃんぽん」(600円)や日替わり定食(750円)など、いわゆる“おふくろの味”で好評を博しています。
その間、3代目の恭平さんは愛車のBMWで食材の仕入れに向かいます。食材はなるべく地元で仕入れるのがモットーで、精肉店や鮮魚店をまわり、一つひとつ確かめながら購入。
家族行事以外は年間360日働きづくめの恭平さん。しかし、20代の頃は料理の道を諦めて別の仕事に就いたこともあったそう。ところが、2カ月も持たずにまた料理人の道へ戻ったという過去も話してくれました。
そんな恭平さんは、親子なので口には出さないけれど、お母さんの真知子さんには「ありがとう」と心では思っているとも教えてくれました。こんな親子愛が、長年続く「金屋食堂」の魅力なのかもしれません。
ホンネでおしえて!福岡のハズさない店
街行く人々に、福岡のハズさないおすすめ店を聞きました。
英国昇龍(福岡市中央区警固)
ランチで食べられる「3種チーズのトリュフ豚骨濃厚カルボナーラつけ麺」(1,089円※ライス小付きは1,254円)は、濃いめの味付けで絶品です。
ビストロ・オーバスクー(福岡市博多区千代)
日替わりランチ(1,350円※デザート付きは1,600円)はフリードリンク付きで大満足の内容。
東京純豆腐 福岡パルコ店(福岡市中央区天神 福岡パルコ新館地下2階)
辛さやトッピングが選べるスンドゥブは、種類も豊富。ランチの「チュクミスンドゥブ」
1,520円)や「豚キムチスンドゥブ」(1,330円)など、辛いものが食べたくなるときにおすすめです。
margo 天神大名店(福岡市中央区大名)
4月にオープンしたばかりのイタリアンダイナー。2時間食べ飲み放題のレギュラープランは3,980円で、イチオシは「ミートソースパスタ」(単品は1,298円)とのこと。
ごはんとおやつ、雑貨の店 くらすこと(福岡市中央区平尾)
落ち着いた雰囲気の店内では「ランチ」(1,380円※メニューは日替わり)など、優しい味わいの料理が食べられます。
鶏料理 から揚げ専門店 お福 門司本店(北九州市門司区柳町)
甘辛い味付けの「手羽先(7~8本)」(950円~)が名物。テイクアウトもあります。
お魚と素麺居酒屋 新(福岡市博多区博多駅前)
「本日の日替わり定食」(1,000円~)など、リーズナブルに海鮮料理が味わえます。白ごはんは、おかわり自由です。
麺や兼虎 天神本店(福岡市中央区渡辺通)
「スペシャル濃厚つけ麺」(1,600円)など、魚介がきいたスープと太麺がたまりません。
ホンネを吸い上げると、まだまだ知らなかったことがたくさん! 次回も「ハカタの王様」とともに「知っているようで知らない福岡」を見つけていきましょう。
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