今回は、自律神経の回復に大切な「睡眠」に関わる食事や生活習慣について、一緒に考えていきたいと思います。
睡眠の質を上げるポイント
睡眠ホルモンは作られるのに約14時間かかる為、朝食にアミノ酸の一種、トリプトファンを多く含むものを食べると効果が期待できます。
トリプトファンは体内で生成することができないので、食事から摂らなければなりません。トリプトファンは主に、豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類や、ごま・ピーナッツ・卵・バナナなどに多く含まれています。
食べ物から摂取したトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になるとメラトニン(眠りのホルモン)に変化します。そのため、トリプトファンが不足すると、不眠症や睡眠の質の低下を引き起こす原因となります。
他にも、睡眠の質を上げるポイントとして下記が挙げられます。
朝の散歩
日中に日光を10分程度、浴びると体内時計が調整されて、夜入眠しやすくなります。
カフェインはお昼までに摂る
コーヒーや紅茶、ココア、栄養ドリンク等は、カフェインが含まれていることが多い為、就寝8時間前までに摂ることをオススメしています。(カフェインが体から半分抜けるのに8時間というデータがあります)
湯船に浸かる
寝る前に深部体温を下がりやすくするために、40度程度の入浴をすると良い睡眠が得られる可能性が高まります。(目安は、寝る60~90分前に入浴)
腸を整え自律神経を整える
今回は、忙しい時でも簡単に準備出来る、フルーツヨーグルトのご提案です。
バナナには、幸せホルモンの原料のトリプトファンとビタミンB6が豊富に含まれており、イチゴはストレスから体を守るビタミンCの宝庫と言われています。1日小ぶり6-7粒で1日に必要な摂取量をカバーできますよ。
ヨーグルトはカルシウムが豊富で、整腸作用があります。ヨーグルトに含まれる乳酸菌・ビフィズス菌の餌となるオリゴ糖やはちみつなどをプラスすると、更に整腸作用が期待できます。腸が整うと、自律神経が整う効果が期待できますので、ぜひお試しください。
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この記事を書いたひと
大賀薬局
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