今日感テレビ│月~金 ごご1時55分

ありがとう天神コア~天神コアを支えた人々~

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1976年6月天神に開業したおしゃれなファッションビル『天神コア』。
天神コアはいつの時代も女性たちの憧れの場所でした。
そして、その天神コアを影ながら支え続けた人々がいました。
天神コアの歴史に欠かせない老舗や名店…その44年間のそれぞれの思いを取材しました。

「天賞堂」(1階) 村田恵一さん

人通りの多い1階の中で、現在、開業時から残る唯一の店舗となった天賞堂。西鉄街時代、表通りにあったことから1階への入店が決まったそうです。44年間の時代の流行に合わせて商品構成を変えながら、世代を問わず愛されてきました。そんな村田さんにとっての天神コアとは「若さを保つ場所」大変だったけど楽しかったと目を細めていらっしゃいました。

化粧品専門店・「ぼたんや」(地下2階)長田君枝さん

長田さんは1987年に入社。長年天神コア店で働き続けてきました。
当時、初売りでは着物を着て接客していました。着物を着ているだけで福袋が飛ぶように売れたそうです。ギャル全盛期には濃いめのファンデーションがたくさん売れて、コアのBGMもすごい音量で休憩室にはギャルがたくさんいた…と。時代ですね。

「岩田時計店」(地下1階) 岩田哲夫さん

岩田さんが天神コアで働き始めたころは、まさにバブルの真っ最中だったそう。クリスマス時期には一日300本以上高級腕時計が売れた時代。
岩田さんは西鉄街時代にこの場所に住んでいたこともあり、ビルが無くなるということは、自分の故郷がなくなるような思いです、と語っていらっしゃいました。天神コアの閉館後は、向かいのソラリアステージで新たな時を刻み始めます。

「仲西眼鏡店」(地下1階) 仲西隆義さん/仲西正義さん

いつの時代も、洗練されたおしゃれさと、本物の技術を兼ね備えた眼鏡に憧れましたよね。ここで生まれここで育ったとお話しされる隆義さんは、天神コア全体が潤うように、販促の仕事もされてきました。そして、海外でのバイヤー経験も持つ正義さんは10代20代の若いファッションを間近で見ることによって「新しい流行」を想像しやすかったと語られました。今後は、天神西通りにお店を構えます。建て替えた後も天神の中心として頑張ってほしい、とエールを送りました。

ディスプレイデザイナー 永田雅一さん

およそ20年間、デザイナーとして天神コアのディスプレイに携わってきた永田さん。イメージやデザイン性を重視する1990年代から、2000年代のファッション性を重視する作品に変化させながら、天神コアの最前線でトレンドを発信し続けてきました。天神コアは永田さんのようなクリエーターにとっても憧れの場所だったと言います。
現場では、仕事への厳しさから職人さんと言い争うこともあったとか…その根底はお互いいいものを作りたい!と思うがゆえ。永田さんは今回を最後に引退をされます。

そして、2020年3月31日...
『天神コア』は人々に惜しまれながら44年の歴史に幕を閉じました。