新 窓をあけて九州 毎週日曜 午前10時放送

1月19日(日)の放送内容

無人島へのUターン

鹿児島湾の桜島沖に浮かぶ新島(しんじま)。江戸時代の火山活動で海底が隆起してできた周囲2.3キロの島だ。ピーク時の1951年には約250人が暮らし、小学校の分校や商店もあったが過疎高齢化が進展。鹿児島湾で最後の有人島だったが、6年前に無人島になった。
北九州市で暮らす佐々木和子さん(59)は新島出身。中学進学で新島を離れて50年近くになるが、いつも心の中には、ふるさと・新島があった。
無人島になった新島が荒れ果てていく姿に心を痛め「ふるさとを再生したい」という思いを募らせた和子さん。夫・直行さん(66)や鹿児島市で暮らす姉らと力を合わせ、島の再生に乗り出した。月に2回ほど鹿児島に戻っては船で島に渡り、草木を払ったり、島の神社を修理したり。そして本格的な再生を目指すため、和子さんは再び新島で暮らすことを決断する。直行さんも和子さんと新島に通ううち、島を一緒に守っていきたいという思いを強め、一緒に移住することに。知人から新島の空き家を購入してリフォームし、住民票も移転。新島は人口2人の有人島となった。
「空気のきれいな素敵なところに戻ってきた」と語る和子さん。ふるさとの再生に向け歩み始めた夫婦の姿を追う。
(製作:MBC南日本放送 / 柳原 志穂)

1月12日(日)の放送内容

人を、神を、むすぶ  ―古文書が示す再興―

福岡県柳川市にある田脇日吉神社。創建830年、鎌倉時代から続く神社の宮司を務める梅崎由美子さん(57)。神社の長女として生まれ、他の家庭との生活の違いから、神社が嫌いになった時期もあった。しかし、社殿の建て替えを機に、36年間の小学校の教員生活を退職、本格的に神職の道へ。その理由は、神社に代々残る古文書との出会いだった。今まで、火事以外は持ち出すことを禁じられていた古文書。社殿の建て替えで日の目を見たそこには、神事のやり方から地域の人々との交流まで、様々な記録が残されていた。
心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈る「茅の輪くぐり」や子供の健やかな成長を願う「七五三」等も田脇日吉神社・独自のやり方が古文書に書かれており、柳川古文書館の協力を得て解読し、父や祖父の代では行われていなかった神事の復刻を目指す。
息子達も仕事を持ちながら、神職を勉強し手伝いはじめた。地域の人々と共に神社の再興を目指す、梅崎さんの日常に密着する。
(製作:RKB毎日放送 / 鴻上 佳彦)