新 窓をあけて九州 毎週日曜 午前10時放送

4月18日(日)の放送内容

踊る公務員 かのやカンパチロウ

頭はカンパチ、首から下はスーツ姿の半魚人。彼の名は「かのやカンパチロウ」。鹿屋市のPRキャラクターだ。見た目は少し気持ち悪いが、彼の“活きのいい”カンパチダンスに人々は魅了される…。
カンパチの養殖全国2位を誇る鹿屋市だが、ブランド魚「かのやカンパチ」の知名度はいまひとつだった。起爆剤になればと登場したカンパチロウは、踊る公務員としてダンスで町のPRを続けている。ダンスは徐々に浸透し、小学校の運動会に呼ばれ、子どもたちと一緒に踊ることもある。コロナ下でイベントが減る中、SNSを駆使した活動は注目を集め、ツイッターのフォロワーは6000を超えた。
彼の“マネージャー”を務めるのが市役所商工振興課の奥村隆輔さん35歳。カンパチロウの正体を聞くと「中の人?いないいないっ!」としらを切る。ダンスで地域を盛り上げようと奔走するカンパチロウと、業務の傍ら彼を支える奥村さんの活動を追った。
奥村さんはあくまでも“カンパチロウからの伝言”とした上で語る「子どもたちがふるさとをもっと好きになって『うちの地元ではおいしいカンパチが獲れて、みんなでヘンテコなカンパチダンスを踊るんだよ』と自慢できる日が来れば…」
(製作:MBC南日本放送 / 下山 倫)

4月11日(日)の放送内容

歌う仏壇屋 しんちゃん

人呼んで「歌う仏壇屋」。約150年の歴史がある大分県臼杵市の仏壇店「山本鳳凰堂」。5代目・平林真一さん(42)は、ギターを奏でながら仏壇の作法や知識などを歌にして披露している。
音楽に目覚めたのは小学3年生の時。高校卒業後はギター片手に全国を旅した。6年間の放浪生活ののち、家業を継ぐことを決意。しかし感じたのは、時代や生活スタイルの変化による、業界での生き残りの厳しさだった。
「遠い存在になりつつある仏壇屋をまず身近なものにしたい」
それが「歌う仏壇屋」のスタートだった。
また、歌だけでなく、趣味の蕎麦打ちを極め、蕎麦を食べながら気軽に仏壇や仏法について話す「仏壇酒場」を催したり、オンラインで「線香づくり教室」を開いたりと斬新な仕掛けを打ち続けている。自分の活動をきっかけに、仏壇作法や臼杵市に興味を持ってくれた人々が実際に店や商店街を訪れることを願っている。日本独自の「弔い」が、生活環境の変化によって選択できるようになってきた今、古くからあるものを大切にし、それぞれの思いに寄り添う人間でありたい…。目指すは「弔いのコンシェルジュ」だ。
(製作:OBS大分放送 / 川内 信江)