新 窓をあけて九州 毎週日曜 午前10時放送

7月12日(日)の放送内容

「復活」を合い言葉に!~甘木絞りに祈りを込めて~

かつて朝倉市甘木は国内有数の藍染産地だった。江戸時代から伝わる絞り染という技法で、きめ細かな模様が特徴の「甘木絞り」。しかし太平洋戦争中の繊維類統制令や戦況の悪化で生産ができなくなり、戦後も混乱が続く中で職人と共にその姿は消えてしまった。

人々の生活を彩っていた甘木絞り・・・今では知る人も少ない。故郷にあった伝統工芸品を復活させ、後世に伝えようと取り組む樋口トミ子さん(78)が甘木絞りと出会ったのは三十数年前のこと。地元の資料館に展示されていた昔の作品を見て、一瞬で心を奪われたという。

「作りたくても作れなかった昔の職人の気持ちを受け継ぎ復活させたい」。その後、独学で研究し、今では保存伝承の会を立ち上げ、高校では若者たちにその魅力と技を伝えている。

樋口さんがこの夏向き合ったのは、去年は九州北部豪雨のため中止せざるを得なかった地元の祭り、甘木祇園山笠。男衆は「甘木からふるさとの風景がなくなってしまった」と肩を落としていた。元気を取り戻したいと今年は開催を決め、甘木絞りで法被を染めた。「ふるさと」「祭り」、そして地元の伝統品「甘木絞り」。樋口さんの活動を通じ「復活」を祈る人々の熱い思いを追った。
(製作:RKB毎日放送 / 吉村 聡志)

※2018年12月23日に放送されたものです。

7月5日(日)の放送内容

ぼく、大輝、12歳

自宅の移動は背中ですりすり。秋山大輝くん、12歳。大輝くんは骨形成不全症という骨が折れやすい難病です。今ではずいぶん骨折しなくなりましたが、幼い頃はくしゃみで骨折していたそうです。
大輝くんは昨年、全国美術展、書の部門で特賞に輝きます。力強い筆文字に大輝くんが込めた願いは健康でした。数年前から電動車いすに変わり、行動範囲が広がります。自由になったと笑う大輝くんですが、乗り降りはひとりではできません。ひとりで外出することが12歳の少年の願いです。
大輝くんは両親と妹の4人家族、笑い声の絶えない秋山家には幸せの空気があふれています。今も骨折の恐怖はありますが、この春、大輝くんは中学生になりました。
難しくなる勉強についていけるかなあ…今の悩みです。
将来の夢は気象予報士。どうして?と尋ねると寝たきりの時に空ばかり見ていたからかなあ・・・と答えてくれました。愛らしい笑顔、おしゃべりのひとつひとつに頓智がきいてる利発な少年。
秋山大輝くんの日常に少しお邪魔させてもらいました。ナレーションも大輝くんが担当してくれました。最近、やる気がないなあ・・・元気がないなあ・・・
そんな方にぜひ見ていただきたい番組です。
(製作:NBC長崎放送 / 宮路 りか)

※2018年10月7日に放送されたものです。