新 窓をあけて九州 毎週日曜 午前10時放送

4月12日(日)の放送内容

目指せ!島のトップセールスマン

鹿児島県最北端の島、獅子島。学校は中学までしかなく、卒業すると多くの若者が島を出る過疎と高齢化が進む町。そんな獅子島に家族5人で戻ってきた山下城さん(33)。中学校を卒業して以来、17年ぶりの島での生活だ。以前は東京の大手製造会社に勤務。営業成績が1位になるなど、バリバリのビジネスマンだった。上海にも駐在し、ビジネス都市の情熱や勢いを肌で感じてきたが、一方で、ある思いが湧いてきた・・・。「これまで培ったスキルや人脈をフルに活用して獅子島を元気にしたい。」
31歳で東京の会社を辞め、帰郷。父親の元で漁師の見習いをしながら島の特産品の開発に取り組んだ。完成させたのが「百年漁師シリーズ」。アオサやヒジキを使った佃煮や、山下家のおふくろの味、鯛を使った魚味噌などご飯のお供だ。今も新商品を開発中だ。県内のデパートやホテルの他、関東にも出向き、販路を広げようと走り回っている。
島に戻り、かけがえのない時間も取り戻した。それが、子どもとの時間。 海で遊ぶなど、島での暮らしを満喫している。新米漁師として。新商品を売り込むビジネスマンとして。そして一人の父親として。故郷で暮らしながら新たな挑戦をする山下さんを追う。
(製作: MBC南日本放送 /上野 祐助)

4月5日(日)の放送内容

音を、希望を、紡ぐ ~左手のピアニストと優しい人々~

ここ数年、注目される「左手のピアノ」。通常、左手で伴奏、右手でメロディを弾くが、この両方を1本の手で弾く。五音という厳選された音の世界は両手とはまた違う美しさを持つ。
熊本県在住のピアニスト・月足さおりさん(42)は、先天的な病気で数年前に右半身が麻痺し、左手のみで演奏。徐々に症状が進行し、車いす生活になっているが、その美しい音色と高い技術が評価され、国内外で数々の賞を受賞している。
コンサートでは進行する病気の不安も隠さず率直に語る。弱さを隠さない強さ、明るい笑顔は、清らかな演奏と共に多くの人々を惹きつけている。
作曲の勉強をしたことはないが、初めて作った曲はプロの作曲家も称賛。世界的に有名な左手のピアニストも世界中のコンサートで弾いている。
症状が進行し時々落ち込むこともあるが、心優しい人々のあたたかな気持ちに包まれ、「”いつか”ではなく、やりたいことは今しよう」と行動する月足さん。その2年間の日々を追う。
(製作: RKK熊本放送 /岩永 典子)