新 窓をあけて九州 毎週日曜 午前10時放送

3月24日(日)の放送内容

砂漠のランナー

灼熱のサハラ砂漠を230キロ走る「サハラマラソン」。イランの砂漠地帯を250キロ走る「イラニアンシルクロードウルトラマラソン」。
200キロ以上を走破する過酷なマラソン大会に去年2度挑戦し、完走した女性が鹿児島市にいる。岩元みささん(24)、通称ポンちゃん。
普段は居酒屋のアルバイト店員だ。高校卒業後、自分のしたいことが見つからず定職に就かなかった岩元さん。軽い気持ちで参加した海外でのマラソンが彼女の気持ちを変えたという。鹿児島、日本、小さな範囲ででしか物事を考えていなかった自分。
どうせなら世界で一番過酷なものに挑戦しようと、ネットで検索してヒットしたのが「サハラマラソン」だった。周りから無謀とも言われた挑戦だったが、アルバイトを掛け持ちして渡航費用を捻出し見事に完走。その挑戦は、多くの人をひきつけた。トレーニングが必要なのではとジムの経営者が場所を提供。
英語が苦手な岩元さんを見かねて英会話スクールがその指導をかってでてくれた。レースを終えるたびに、岩元さんは周りへの感謝の気持ちと共に、さらにチャレンジしたいという意欲が湧いてきたという。勇気をもらい勇気をくれる、不思議な彼女の素顔に迫る。
(製作:MBC南日本放送 / 伊地知 宏和)

3月17日(日)の放送内容

山鹿灯籠の光を次世代へ

熊本県山鹿市の工房。平面の和紙に命が吹き込まれ、立体的な形がうまれてくる…。山鹿市の9人の灯籠師の中で一番若い中村潤弥さん(29)。
高校卒業後8年の修行を経て、おととし正式に灯籠師に認定された。
人柄が表れるといわれる灯籠づくりに対して、中村さんの作品は「まじめで丁寧」
など周囲の期待も高い。「山鹿灯籠」とは、手漉きの和紙と糊のみで作る600年以上の歴史を誇る伝統工芸品。一般的には、祭りで躍り手が頭に載せる「金灯籠」のイメージが強いが、実それ以外にも、歴史的建造物を再現したものなど様々な作品が作られている。和紙と糊以外は一切使用せず、曲線部分のつなぎ目はのりしろを使わないため、熟練した技術が要求される。
一方で、この仕事だけで生計を立てるのは困難といわれてきた。そこで中村さんたち灯籠師は山鹿灯籠の技術を使って新しい作品作りを模索しはじめる。
これまでに和紙の「軽い」という特長を活かした「モビール」や吸水性を活かした「アロマディフューザー」などを開発。ともに、山鹿灯籠に関心の薄い若い世代からも大きな反響があった。
そして今年の新作。これまでは素材の特長を活かしたものだったが、今年は違う要素も打ち出したい・・・。若手を中心に試行錯誤を重ね、仕上がった作品に対して周囲の反応は?
(製作:RKK熊本放送 / 内藤 郁美)