“店舗密集”旦過市場火災から1週間-再整備遅れ懸念 福岡 

“店舗密集”旦過市場火災から1週間-再整備遅れ懸念 福岡 

北九州市小倉北区の旦過市場で起きた火災から26日で1週間が経った。被災した店の復旧の目処は立たず再整備計画の遅れも懸念されている。

密集した店舗に次々と火が燃え移り40店以上が焼損した火災から1週間。現地を訪ねると26日も関係者が被災した店を片付けていた。

「がれきなどがいまだに手つかずの状態となっています」(RKB尾川真一)

屋根が焼け落ちた店には雨が直接店内に降り注いでいる。がれきもまだ残ったままだ。こうしたがれきは被災者が撤去するのが原則だ。しかし、歴史のある旦過市場の場合は土地や建物の権利関係が複雑で撤去開始の目処は立っていない。

「一応店の中は片づけたけれど・・・。うちだけじゃなくてみんな大変だから」(旦過市場の関係者)

火災によって「旦過市場」の北側一帯の飲食店や食料品店などの42軒が焼けた。実況見分の結果、市場に隣接する「新旦過横丁」の一角から火が出たとみられている。

火元と考えられる「新旦過横丁」はどのような状況だったのだろうか?火災前の去年12月に撮影された映像がある。密集する建物を隔てる狭い通路には、エアコンの室外機や店の看板が並んでいる。警察と消防は火の不始末か漏電の可能性が高いとみて調べている。

旦過市場は過去にも火事や浸水が発生し、防災上の課題が指摘されていた。防災リスクが意識され再整備の準備が始まったのは20年以上前のことだ。しかし、当時の法律では川の上に新たな建造物を建てることが禁止されていたため再整備の計画は合意に至らなかった。

時が経ち、11年前の規制緩和で一定の条件を満たせば川の上に新たな建造物を建てられるようになり計画は大きく前進する。治水工事と合わせて再整備を進めることでついに関係者は合意した。北九州市は去年から事業に着手。2024年度には4階建ての商業施設が完成するはずだった。

北橋市長は被災者支援を優先する意向を示している。再整備の遅れが懸念される中、旦過市場と新旦過横丁の関係者たちは27日に合同で会議を開き、復旧に向けて協議することにしている。

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