「暑くて眠れない…」専門家に聞く“快眠術”  ポイントは「体温調節」

九州北部地方は今年、観測史上初めて6月に梅雨明けし、猛暑が続いていますが、実は、福岡市は全国的に見ても最低気温が高い、「夜が暑い街」なんです。暑さで寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めたりと寝苦しい夜がまだまだ続く中、気持ちよく眠るコツを聞きました。

◆よい睡眠、とれていますか?

男性「冷房切れたら目が覚めます。寝苦しいですね」

女性「寝たり起きたり、その日によるね。昨日は4回か5回ぐらい目が覚めて」

寝付きが悪かったり、途中で目が覚めたりすることによる夏の不眠。福岡市中央区にある睡眠専門クリニックの山口祐司院長は、「体温調節」が解消のポイントだと話します。

福岡浦添クリニック 山口祐司院長「人間は夜になると体温が下がってくるんですね、それによって睡眠へ誘導されるんです。高温環境になるとできなくなって、寝付きが悪くなるんですね」

◆寝つきをよくするコツ

対策として、寝る直前に、32度ぐらいのかなりぬるめのお湯でお風呂に入るかシャワーを浴びるかして、体温を下げるとスムーズに眠りにつけるといいます(※冷水はNG)。

また、枕の上に冷却剤を置いて頭を冷やすことや、通気性と吸水性に優れた綿や麻のパジャマなどを着ること、体の周りの空気を循環させるために、手足を伸ばした姿勢で寝ることも効果的だそうです。さらに、寝室の温度も重要です。

福岡浦添クリニック 山口祐司院長「エアコンは27~28度、一定に一晩つけっぱなしにすることが重要ですね。除湿モードはよくないです。気温が下がったり、乾燥すると喉が痛んだり、電気代がかかる。除湿モードはやめたほうがいいと思います」

また、気持ちよく眠るためには、「毎日同じ時刻に寝て起きる」「規則正しい睡眠サイクルを心がける」「夕方はカーテンなどで早めに部屋を暗くする」「アルコール摂取は適量に抑え、トイレに起きないようにする」――など、生活習慣の改善も重要だということです。

◆眠りを快適にする寝具選び

一方、福岡市天神の寝具店でも聞いてみました。

RKB堤千春「暑い夜でも快適に眠るためには、どのような寝具を使えばよいのでしょうか?」

ニシカワネムリウム福岡三越 鈴木菜穂美さん「日本の夏は湿度が高いので、体のベタつきとか。温度が暑くても、湿度を抑えられれば感じ方が変わるのがポイント」

触るとひんやりする敷きパッドや、吸湿性と通気性に優れた麻の掛けふとんは夏の人気商品で、繰り返し購入する人も少なくないそうです。また、滑らかで肌触り抜群のシルクの掛けふとんは、少々値が張るものの、エアコンをつけっ放しでも体を適温に保ち、快適な眠りに導いてくれるということです。

ニシカワネムリウム福岡三越 鈴木菜穂美さん「眠入りも寝起きの気持ちも全然変わってくると思うので、テンションアップじゃないけど、気持ちよくお休みになって朝元気に起きるというためにも、大事な寝具になると思います」

福岡市では4年前の8月に30・5℃の最低気温を観測。これは全国の都道府県庁所在地で最も高い記録です。この夏、すでに40日を超えた、最低気温が25℃以上の熱帯夜もまだまだ続くと予想されます。快適な睡眠へいざなう様々な工夫で、夏を乗り切りましょう。

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