1000人分で計2トンの米を九大生にプレゼント~“コロナ禍”生活困窮で支援
コロナ禍や物価高の影響で、生活が困窮している大学生にうれしいプレゼントです。福岡市の九州大学で26日、2トンの米が無料で配布されました。
九州大学伊都キャンパスで行われた米の無料配布。26日に用意されたのは、福岡県糸島市で去年生産されたもので、2キロ入りの無洗米1000人分、あわせて2トンです。
大学生インタ「うれしいです」「アルバイトちょっと減って最近貧乏」「めちゃくちゃうれしいですね。自分2週間くらい前に、新型コロナにかかってしまって、なかなか外に出られないことがあったので、そういうときのために備蓄しておきたい」
この取り組みは、コロナ禍や物価高で生活が困窮している学生と地元の農業を支援しようと、糸島市やJA糸島などが共同で企画したものです。
農林水産省によると、外食向けの米の需要が大きく落ち込み、福岡県の米の在庫は、前の年の同じ月と比べて16万8000トンも多く、在庫の過剰が懸念されています。
糸島農業協同組合 中村勝博さん「おいしい糸島の米で、やっぱりお米がおいしいということで、消費拡大に少しでもつなげればと期待しています」
九大生への米の無料配布は、あと2回予定されています。