新型コロナの水際対策が、7日から緩和されました。1日あたりの入国者の上限は5万人に増え、条件を満たせば入国時に必要な検査も免除されることになりました。コロナ禍前は、外国人観光客でにぎわっていた寿司店からはインバウンドの復活を期待する声が聞かれました。
◆「楽になった」「まだまだ厳しい」さまざまな声
7日から緩和された新型コロナの「水際対策」。1日あたり2万人だった入国者数の上限も5万人に引き上げられました。さらに日本への入国時に求められていた陰性証明書の提出は、ワクチンの3回接種を条件に免除されます。福岡空港に到着した人からは歓迎する声が聞かれました。
タイから入国した人「陰性証明書がなくなっただけで、だいぶ楽になったなと思いました。(入国者は)増えると思います」」
一方で、まだ日本は厳しいという声も――。
「PCR検査を受けないのは楽だったんですけど、(ワクチン接種の)アプリを確認したりとか、空港着いてからは。タイの空港ではそういったことはない、日本は厳しいなと思いました」
タイから入国した人「陰性証明書がなくなっただけで、だいぶ楽になったなと思いました。(入国者は)増えると思います」」
一方で、まだ日本は厳しいという声も――。
「PCR検査を受けないのは楽だったんですけど、(ワクチン接種の)アプリを確認したりとか、空港着いてからは。タイの空港ではそういったことはない、日本は厳しいなと思いました」
◆寿司店「期待と楽しみ膨らむ」

RKB原口佳歩「コロナ前、多くの外国人観光客が訪れていたのがこちらの寿司店です。今回の緩和、どう捉えているのでしょうか」
福岡市天神にあるひょうたん寿司。新鮮なネタを手頃な価格で提供している人気の寿司店です。新型コロナの流行前は客の約8割が海外からの観光客で、店の外まで長い行列が出来ていました。感染が収まらず厳しい経営状況が続いているだけに、今回の水際対策の緩和には期待を寄せています。
ひょうたん寿司 夏目弘貴店長「海外からの旅行客がそこまで一気に増えるとは思ってないんですが、来てくれるのを楽しみに待っていました。(入国者の上限が)また増えるということで、期待と楽しみと膨らんでおります」
◆旅行代理店「ビザの緩和も」
さらに、日本を訪れる観光客の添乗員なしのパッケージツアーも、7日から解禁されました。福岡市博多区にある、インバウンド向けの旅行を手がける会社です。最近は、韓国やタイの旅行会社からの問い合わせが増えていると言います。

ASA 二ノ宮勇人代表執行役員「書類上の煩雑さも緩和されているから、行きやすくなったと思います。ビザの緩和を撤廃してほしいというのが正直なところですね」
日本は現在、すべての入国者に対してビザの取得を義務づけていて、本格的な受け入れ再開の障壁となっています。政府は、主要7か国(G7)と同じくらい円滑な入国が可能となるよう、感染状況を見ながらさらなる緩和を検討していく方針です。
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