線路に「置き石」ならぬ「置き自転車」 防犯カメラに犯行の一部始終が 「電汽車往来危険罪」容疑で逮捕 

線路上に自転車を放置する、危険な犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。福岡県糸島市で8月、JR筑肥線の線路に自転車を置き、列車の往来に危険を生じさせたとして警察は22日、28歳の女を逮捕しました。

◆「置き自転車」の一部始終 防犯カメラに

8月30日、糸島市のJR筑肥線沿いで撮影された防犯カメラの映像です。何者かが踏切に入り、自転車を置いて走り去ります。その後、放置された自転車に気づいた通行人が踏切の外に移動させますが……。
再び先ほどの人物が現れ、線路上に自転車を置きました。まもなく踏切の遮断機が降り、約1分後に走行してきた列車が自転車を巻き込みながら緊急停止しました。重大な事故につながる恐れもありましたが、けが人はいませんでした。

◆「人間関係にイライラ」供述

防犯カメラの映像などが決め手となり、警察は22日、別の銃刀法違反事件で逮捕されている無職の斉藤絢香容疑者を、電汽車往来危険の疑いで再逮捕しました。取り調べに対し、斉藤容疑者は「世の中の人間関係にイライラしてやった」と供述しているということです。この踏切では、ほかにも同様の被害が確認されています。

◆2年以上の懲役「電汽車往来危険罪」

RKB吉松真希「防犯カメラには、事件の前日にも何者かが自転車を踏切に放置する様子が映っていました」

これは、事件前日の映像です。何者かが自転車を踏切に置いて走り去ります。その後、放置された自転車に通行人が気づき移動させたため、事故は免れました。さらに、同じ踏切で列車がブロックと接触し緊急停車する被害もあり、警察が関連を調べています。

電汽車往来危険罪は、鉄道標識を壊したり、線路上に障害物を置いたりして、脱線や衝突など、列車の往来に危険を及ぼした場合、2年以上の有期懲役となります。JR九州は、「線路上に物を放置する行為は大変危険です。おやめください」と話しています。

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