障害者支援施設で「性的虐待」受けPTSD発症~施設側に330万円賠償命令

障害者就労支援施設の元利用者が、当時の所長から性的な虐待を受けたとして慰謝料を求めていた裁判です。福岡地裁久留米支部は、加害行為を認め330万円の支払いを命じました。

 

◆元所長・施設側に550万円の支払い求める
この裁判は2017年、久留米市にあった就労移行支援事業所を利用していた女性が、当時の所長から性的な虐待を繰り返し受け、心的外傷後ストレス障害=PTSDを発症したなどとして、元所長や施設側に慰謝料など550万円の支払いを求めたものです。

◆330万円の支払い命じる判決
7日の判決で、福岡地裁久留米支部の立川毅裁判長は「知的障害で性的同意能力が制限されている状況を認識しながら行為に及んだ」と指摘しました。その上で、原告のPTSD発症や精神的損害との因果関係を認め、施設側に330万円の支払いを命じました。

◆「真摯に反省してほしい」
女性の母親「勝訴の判決を頂きましたが、これで娘の心の傷が癒えたり、PTSDが完治することはございません。
被告の軽率な行動によって、利用者の健全で明るい社会生活を奪ったことを心にとめて、真摯に反省してほしい」

被告側の弁護人は「関係者と話して今後の方針を決める」とコメントしています。

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