ウクライナから避難の学生に「卒業式」プレゼント 苦難の1年 日本で社会に羽ばたく人も

ウクライナから避難した学生たちを受け入れた日本経済大学で17日、卒業式が開かれました。学生の一部は、日本で社会人生活をスタートさせます。

答辞を述べるウクライナ人学生代表

福岡県太宰府市の日本経済大学で学位授与式に臨んだのは、ウクライナから避難した学生38人です。式では、2022年4月から1年間にわたって日本語プログラムを学んできたウクライナ人学生の代表が、日本人学生と一緒に答辞を述べました。

ポリナ・コルズニナさん「この1年間のご支援や学びを胸に、よりよい未来を切り拓いていけるよう努力を続けてまいります」

母国では開けない卒業式

学生の一部は、リモートで講義を受けるなどしてすでにウクライナの大学を卒業していますが、母国では開ける状況にない卒業式を経験させてあげようと、「修了証」が贈られました。

エリザベータ・ペトロヴァさん「うちの大学の卒業式に参加できなくてすごく残念なんですけど、今回は修了式に参加できて、そういう似たような気持ちを感じることができてよかったです」

学生のうち8人はこの春から日本の企業に就職し、社会人として一歩を踏み出します。

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