”赤ちゃん職員”募集中 お給料も出ます! 採用条件は「うまくお話しできない」こと 勤め先は高齢者施設

北九州市八幡西区にある高齢者施設がユニークな人事採用を行っています。採用された職員は幼い子供たち、仕事は入居者を笑顔にすることです。

 

◆チラシで「赤ちゃん職員」募集中!

八幡西区の高齢者施設です。現在60代から100歳以上までの男女約120人が入居しています。この施設が実際に使っている職員の募集チラシを見てみると……。

「資格:0~3歳で、日本語でおはなしがうまくできないこと」

「仕事内容:老人ホームの中のお散歩」

一体、これはどういうことなのか? 施設の理事長にことの真相を確認しました!

◆赤ちゃんを採用した理事長は

もやい聖友会 権頭喜美惠理事長「私の孫とか、スタッフのこどもを連れてきてくれた時に、おじいちゃんおばあちゃんが会うとすごく笑顔になって。何も出来ないように見える赤ちゃんでもそういった仕事ができるんだということに気付いて、職員として採用しています」

◆赤ちゃん職員ご出勤! そのお仕事とは

「おはようございます」

職員として採用された子供たちが、高齢者施設へと出勤してきました。現在は0歳から3歳までの子供たち30人以上が在籍しています。その仕事ぶりを早速見てみると……

 

「こんにちは、おじいちゃん」「何歳?」「2」

「こっち向いてごらん、こっち、ばあー」

 

多くの高齢者が笑顔で、生き生きとした表情をみせています。小さな子供と触れあうことで、癒やしと元気をもらっているようです。

 

「かわいいっていうかね、なんて言ったらいいかな、懐かしいねえ」

「かわいらしいですね、自分たちの子育てのころを思い出します」

 

刺激を受けているのは、高齢者だけではありません。新型コロナの影響でふるさとへ帰省する機会が減ったこともあり、赤ちゃん職員にとっても貴重な体験の場となっているようです。

 

赤ちゃん職員の保護者「近い年齢の友達だけじゃなくて、人生の先輩からいろいろ話し聞いたり学ぶことも、小さくて分からないかなと思うけれど、感じることはできるんじゃないかな」

赤ちゃん職員「楽しい」

◆「職員」同士の交流も

この日は赤ちゃん職員たちが集まり、親睦を深めていました。月に1度遊んだり食事を一緒にしたりして、コミュニケーションを図ります。

 

保護者「好きなものはママの財布と鍵というわんぱくな女の子です。ぜひ仲良くしてください、よろしくお願いします」

 

こうした交流は親同士のつながりもでき、子育てに対する悩みを解消する場にもなっています。

 

保護者「お母さん同士で交流することで、今コロナで家にこもっていることが多いので、交流できて自分もリフレッシュになります」

もやい聖友会 権頭喜美惠理事長「赤ちゃんって成長していきますから、言葉もはっきりしゃべり出すと、交流の仕方も変わってくる。さらに新しい新人赤ちゃん職員を採用しつつ、大きくなっていく子供たちにも『いつでもここにきていいんだよ』という場にしてずっとつながりが持てるといいなと思います」

◆気になるのは“お給料”

ちなみに赤ちゃん職員のお給料は、紙おむつや粉ミルクで支給されているそうです。

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