創業52年「タカクラホテル福岡」自主廃業へ
2021年01月11日 18:00
50年以上にわたり福岡市の都心で営業してきた、シティホテルのタカクラホテル福岡が、新型コロナによる経営悪化のため、今月いっぱいで自主廃業することが分かりました。
福岡市中央区渡辺通にあるタカクラホテル福岡は、53年前の1968年に創業しました。
特に、病院や製薬メーカーなどによる学術会議の会場として存在感があったものの、新型コロナの影響で、去年3月以降は経営が急速に悪化。
イベントのキャンセルが相次いだことが響き、この1年間の「会議・宴会部門」の売り上げは前の年の1割に激減し、ホテル全体の売り上げも8割減ったということです。
こうした状況を受けて、タカクラホテル福岡は事業の継続を断念し、今月31日に自主廃業することを決めました。
廃業にあたり「52年あまりにわたり、地場資本のホテルとして温かく育てて頂き、感謝に堪えません」と綴っています。