SDGs 漂着ごみで「くじらプロジェクト」

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海の生態系や環境に、深刻な影響を及ぼしている「海洋ごみ」の問題を伝えたいと、佐賀県唐津市に住む2人の小学生が、こうしたごみを使ってクジラの模型を作り上げました。半年がかりのプロジェクトです。

<VTR>

長さ3メートルのカラフルなクジラの模型。22日、佐賀県唐津市のキャンプ場でお披露目されました。

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「クジラの体には、タイヤのホイール、サングラスまで貼り付けられています。これらは全て、海に落ちていたごみなんだそうです」

クジラを制作したのは、唐津市の鏡山小学校6年の田中希歩さんと笹山舜月くんです。海岸で拾い集めた漂着ごみで、クジラの模型を作る「くじらプロジェクト」です。

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2人は3年前から、田中さんの母親の綾さんが運営しているロボット教室に通っています。綾さんは、自然をテーマにしたイベントに、廃材を活用したロボットを出展しようと考えていたことから、今回のプロジェクトを思いついたそうです。

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自然や廃材について学ぶ中で、2人が着目したのは「海」。海の生き物がプラスチックごみを食べて、命を失った写真を見たのがきっかけでした。

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海岸でのごみ拾いは、唐津市を中心に今年3月から、週に1回のペースで続けてきました。

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環境省によりますと、全国の海岸で回収された漂着ごみは、2017年度は約5.5万トン。SDGs=世界の国々が、2030年までに達成すべき持続可能な開発目標のひとつにも、海洋ごみの大幅な削減が掲げられています。

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2人で半年間に集めたごみは、45リットルのごみ袋、30個分以上に。さまざまなごみが集まりました。クジラは色鮮やかにして、より多くの人の目に留まるように工夫しながら、ごみを縫い付けたり貼り付けたりしていきました。

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そして22日、クジラが展示された環境保全のイベント。2人は、海のごみの状況について一緒に考えてもらおうと、家族連れなど集まった約80人と一緒に、海岸でごみ拾いをしました。

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最後に、目に見立てたプラスチックごみを、みんなで貼り付けてクジラの模型が完成です。

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美しい地球を未来に残していくために、できることから一歩ずつ。2人はこれからも、海のごみ拾いを続けていくということです。

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