SDGs ソーラー発電で農家不足を解消へ 福岡・豊前市

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6月はRKB70周年を記念した「カラフルマンス」として、SDGs=持続可能な開発目標への様々な取り組みを紹介しています。

今回は8番「働きがいも 経済成長も」です。

農地で太陽光発電を行う「ソーラーシェアリング農業」。

今、農家の高齢化と担い手不足の解決策につながると期待されています。

そのわけは?

<VTR>

広大な敷地に広がる太陽光発電用のソーラーパネル。

よく見ると、ところどころに隙間があいています。

パネルの下を走っているのは・・・農業用のトラクターです。

福岡県豊前市のKKファームで行われている「ソーラーシェアリング農業」。

太陽光発電と農業を、1か所で同時に行う新しい農業の形態です。

インタビュー

KKファームは、去年の夏にソーラーシェアリング農業をスタートしました。

5平方キロメートルの広大な農地で、じねんじょなどの4種類の作物を育てています。

インタビュー

一方で、日ざしが強すぎても植物には悪影響となります。

太陽光パネルは、日の光を和らげる役割も果たしていました。

記者リポート「こちらのソーラーパネルは隙間なくびっしりと設置されていて日向に比べると涼しく感じます。育てる作物に合わせて日当たりや気温が調整できるのも、メリットの一つです」

日陰で育てているのは、神事などに使われるサカキです。

インタビュー

いま、ソーラーシェアリング農業が、耕作されずに農地が放置される問題の解決にも、一役買っています。

農家の平均年齢は67.8歳で、その担い手は10年前に比べ6割ほどに減少。

高齢化と担い手不足によって、耕作放棄地は年々、増えています。

この場所も元は耕作放棄地でしたが、KKファームが買い取り、ソーラーシェアリング農場として再生しました。

しかし、農業を取り巻く問題はこれだけではありません。

インタビュー

耕作放棄の原因となっている鳥獣被害。

山に近いこの農場では、高いフェンスに加えて、育てる作物を限定することで対策しています。

インタビュー

現在、KKファームは農業収入のほかに、太陽光発電を行う企業から年に750万円の契約料を得ています。

収入が増える一方、作業量は今までと変わりません。

インタビュー

農作物とエコなエネルギーを同時に作ることができる「ソーラーシェアリング農業」。

農業の抱える様々な問題に対する1つの「解決策」として、今後の広がりが期待されています。

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