SDGs 太陽光パネル"大量廃棄時代"に備える 進むリサイクル

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RKBでは10月、地球温暖化を防ぐ「脱炭素」を中心に、SDGsを発信する「カラフルフェス秋」を展開します。

再生エネルギーの要として注目を集める太陽光発電ですが、パネルの寿命は25年ほどといわれています。

役目を終えたパネルが、環境を悪化させるごみとならないよう、リサイクルの取り組みが進められています。

<VTR>

日光から電気を生み出す太陽光発電。

石油や石炭などの化石燃料を使わない、環境に優しいクリーンエネルギーとして脚光を浴び、発電した電力を固定価格で買い取る制度が、2012年に導入されると急速に普及しました。

いまでは、日本の発電量の1割弱を占めています。

●記者リポート

北九州市八幡西区でリサイクル事業を展開する「新菱」です。

太陽光パネルを熱分解し、銀や銅、それにアルミなどの資源として、ほぼ100パーセントリサイクルする技術を日本で初めて開発しました。

太陽光パネルは、製品によって構造が異なることから、資源として回収することが難しく、細かく砕いてアスファルトの材料にするなど、単純なリサイクルにとどまっていました。

インタビュー

パネルの寿命は25年ほど。

使用後は産業廃棄物として処理されていて、環境省によると、2039年には年間78万トンに達すると見られています。

需要の増加に備え、新菱は年間480トンを処理できる新工場を建設していて、来年春から稼働、2030年度までに年間の処理能力を1440トンに増強する計画です。

●インタビュー

リサイクルを効率よく進める仕組み作りも始まっています。

福岡県は全国に先駆けて、太陽光の廃棄パネルを効率よく回収するシステムを開発しました。

事業者が廃棄するパネルの種類や量、予定日などをシステムに登録することで、コンピューターが自動で最適な回収ルートを地図上に表示。

廃棄、回収、処分の一連の流れを、システムで一括管理することで業務の無駄をなくし、効率的なリサイクルを実現します。

●インタビュー

環境を守るはずの再生エネルギーが、かえって、ごみを増やすことになっては元も子もありません。

太陽光発電を、本当に「環境に優しい発電」にするための仕組み作りが進められています。

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