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防衛大の元学生暴行訴訟~上級生に賠償命令

2月5日(火) 19時36分


神奈川県横須賀市にある防衛大学校で、上級生などから暴行を受けたとして福岡県に住む元学生が損害賠償を求めていた裁判です。

福岡地裁は、元学生の主張を一部認め、上級生ら7人にあわせて95万円の慰謝料の支払いを命じました。

この裁判は、福岡県内に住む24歳の男性が、防衛大学校に在学中、上級生ら8人から繰り返し暴行を受けたとして、慰謝料1400万円の支払いを求めていたものです。

これまでの弁論で、上級生側は暴力行為の一部は認めた上で、「指導だった」などと主張して争っていました。

きょうの判決で、福岡地裁の足立正佳裁判長は、元学生が体毛に火をつけられるなどして重度のストレス障害を患い、入学から2年で退学を余儀なくされたと認定。

「指導の範囲を逸脱していると言わざるをえない」と述べ、上級生ら8人のうち7人にあわせて95万円の賠償を命じました。

会見の原告男性
「判決を受けて、防衛大としても今後こういうことがないような体質になってほしいと思います」

元学生は、学校側が安全配慮義務を怠ったとして国に対して損害賠償を求める訴えも起こしています。

この事件をめぐっては、上級生3人が暴行罪で起訴され、罰金の略式命令を受けています。

2019年2月5日(火)のニュース