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視察の実態は観光~旅費返還 市は争う姿勢

5月8日(水) 19時15分


「海外視察のはずが……、実態は観光旅行だった」こう主張する住民たちが、北九州市の市議会議員に対して、旅費の返還を求めた裁判が始まりました。

北九州市側は、きょうの初弁論で請求の棄却を求め、住民側と争う姿勢を示しました。

弁護士や住民でつくる「市民オンブズマン北九州」のメンバーたちは、福岡地裁で午後2時に始まった初めての弁論に臨みました。

原告たちが問題視しているのは、北九州市の市議8人が去年の夏にスペインとフィンランドで行った海外視察です。

この視察の際に、市議たちが昼食で酒を飲んだり、ブランド店で買い物したりする様子がメディアで放送されると北九州市への批判が相次ぎました。

●北九州市議会・井上秀作議長(当時)
「市民に不快感を与えるような行動をしてしまったことについて、まずはお詫び申し上げたい」

きょうの弁論で、原告たちは「8日間の日程の中で純粋に視察したのは、およそ10時間しかない」と主張。

「観光地を巡る日程が多く、実態は観光旅行だった」として、旅費や日当に相当するおよそ800万円を視察に行った8人に払わせるよう市長に求めました。

一方、北九州市側は「海外の先進事例の視察を行った」として争う姿勢を示しました。

●原告の1人・吉田素子さん
「市民のお金を無駄に使わないでほしい」

北九州市の市議会は、視察が問題となった去年、2年に1回実施していた海外視察の廃止を決めています。

2019年5月8日(水)のニュース